おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。
今日も自分のできることをたんたんとやっていきたいと思います。
高額療養費制度の「多数回該当」見直しは、反対の声が多く凍結の方向で決まっています。
でも、盲点がありました。
高額療養費制度とは、1か月あたりの医療費が限度額を超えると(年収、年齢によって異なる)、超えた分は払わなくていい制度です。
多数回該当とは、直近12か月の間に3回以上、この制度を利用すると(限度額を超えると)、4回目からはさらに負担が軽減される制度です。
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今回の見直しで、自己負担限度額が上がることで、3回以上該当しなくなってしまう(→多数回該当にあてはまらない)ケースが出てきます。
例えば、1か月の治療費が10万円だったとします。
現在の自己負担限度額が約8万円の人の場合、年収によっては、今後、段階的に自己負担限度額が11万円に上がります。
がんの治療などで、毎月治療費が10万円かかっている人の場合、自己負担限度額の11万円に達していないので、そもそも高額療養費制度に該当しなくなってしまいます。
つまり、多数回該当にもあたらず、毎月10万円の治療費を払い続けることになります。
多数回該当にあたれば、毎月約4.5万円だった治療費が毎月10万円にもなってしまいます。
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どんな制度もこういった盲点は出てしまうものです。ただ、ここは影響が大きいので、再度、見直しを行うか、見直しを先送りした方がいいと考えます。
誰しもがんのように高額の治療費が継続的にかかる病気になる可能性はあります。人ごとじゃないなと思いました。
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ファイナンシャル・プランナー(FP)
牛込伸幸
CFP・FP技能士1級
https://fpushi.com/
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