おはようございます。群馬県高崎市のFP牛込伸幸です。
今日も自分のできることをたんたんとやっていきたいと思います。
●金利が上がると、変動金利はどうなる?
日銀の利上げが話題になっていますが、
変動金利の住宅ローンを借りている方は、特に注意が必要です。
変動金利は、一般的に半年ごとに金利が見直される仕組みです。
そのため、金利上昇局面では「返済額がすぐに増えるのでは?」と不安になりますよね。
ところが、多くの銀行では
「返済額は5年間変えない」仕組み(いわゆる5年ルール)を採用しています。
ここで、よくある勘違いがあります。
金利が上がっても、返済額が変わらないなら
上がった分は銀行が負担してくれる?
これは間違いです。
返済額が同じでも、
中身はしっかり変わっています。
金利が上がると、返済額は同じでも、
・利息の割合が増える
・元本の減りが少なくなる
という状態になります。
つまり、
毎月ちゃんと払っているのに、元本がなかなか減らない
ということが起こるのです。
その結果、
ローン全体で見ると、返済が長引いたり、利息の負担が増える可能性があります。
このタイプの変動金利で
元本の減りをカバーする方法は一つ。
自分で繰上げ返済をすることです。
「返済額が変わらないから大丈夫」と安心するのではなく、
・自分の住宅ローンはどんな仕組みか
・5年ルールの場合、利息と元本の割り合いはどう変わったか
一度、銀行のマイページなどで確認してみてください。
もしよくわからない場合は、銀行に問い合わせましょう。
金利が上がり始めた今こそ、見直しどきです。
変動金利の注意点、5年ルールに加えて、125%ルール、未払い利息についても解説しています↓
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【ブログ】シンプルに家計を管理する方法
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ファイナンシャル・プランナー(FP)
牛込伸幸
CFP・FP技能士1級
https://fpushi.com/
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