庶民投資家は株式投資でなぜ儲からないのか(入門者編) | ファイナンシャルプランナーへの道

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A.10万を年10%の運用をめざす

B.1000万円を年10%の運用をめざす


どちらも同じ10%ですが、株式投資で運用した場合、

Aのほうが難しいと考えられます。


1.コスト

  現物取引で比較してみます。


  証券会社最大手の場合


   10万円の株を購入する場合・・・手数料:2,730円 x 2(売買) = 5,460円

手数料の割合 : 5,460円 / 10万円 * 100 = 5.46 %


1000万円の株を購入する場合・・・手数料:78,204円 x 2(売買) = 156,408円

     手数料の割合 : 156,408円 / 1000万円 * 100 = 1.56 %


コストだけでもかなりの利率で取られています。

 また、金額が低ければ低いほど高い利率で取られてしまっています。


 今度は低価格のE*Trade証券で比較します。

   10万円の株を購入する場合・・・200円 x 2(売買) = 400円

     手数料の割合 : 400 / 10万円 = 0.4 %


    かなり安くなりますね。


 コストも重要ですね。




2.心理


 1億円を株式投資するといったらどのように買いますが?

 1つの株に全部つぎ込むといった人は少ないでしょう。

 しかし、10万円だったら1つの株を買ってしまいがちです。


 また、1億円の株が10%約1千万円下落したといったら大騒ぎですが、

 10万円の株が10%約1万円が下落しても1万円だからと値上がるのを待ってしまいませんか。


 つまり、1000万円あれば分散投資するが、10万円だとリスクを考えないためAは難しくなります。



3.分散投資

 年利100%をめざすということなら、分散投資せず、すべて1つに購入するのも手でしょう。

 しかし、同時に値下がりした場合のリスクも負います。

 年利10%をめざすとなれば、やはり分散投資をするべきでしょう。

 長者番付世界2位のウォーレン・バフェット氏の投資会社のリターンは約20%だそうです。

 そのような投資会社でも20%ということはコンスタントに20%のリターンを出すということが

 どれだけ難しいかということがわかります。

 (ウォーレン・バフェット氏は4兆円を寄付して世間をびっくりさせました。4兆円って・・・)

 

 実際には株式投資だけだけではなくいろいろな金融商品に分散することがいいと思いますが、

 今回は株式投資なので株式投資で考えてみたいと思います。


 同じ値動きをしている銘柄では分散投資になりません。儲かるときには儲かりますが、

 損するときは大きく損します。

 例えば、

   輸入業者と輸出業者に分ける、これは円高や円安になった場合のリスク分散です。

   同じ業界でシェアを争っている企業に分ける、これはどちらがシェアを多くしても大丈夫なようにする意味があります。

   ただし、これはあまりあてになりません。

   チャートを見て上昇トレンドに分散してみたり、日経255に採用されている銘柄とされてない銘柄

   や業界別など、いろいろ分散の手がありますので、自分なりの分散方法を研究してみるといいでしょう。


   ただし、日経平均やTopixは多数の銘柄が入っており、分散されているからといって

   ETFをひとつだけもっているのも分散になりません。

   ETFと別の動きをしている銘柄を採用します。


 銘柄の分散の他に時間的分散などあります。


 分散している場合は、値上がるもの値下がるものが当然出てきますが、

 値下がるものをつい売りたくなってしまいます。ある程度下がれば損切りして

 新たな銘柄を採用することも必要ですが、値上がったものが下がった場合に

 値下がっているものが値上がりすることで分散させていますので、

 推移を見守りましょう。

 

 10万円を分散するにはどうしたらいいでしょうか。

 1万円で分散する場合は、買える銘柄は40程度ありますが、

 200円の手数料でも1万円の投資に対しては高いものになります。

 

 10万円を分散投資する場合は、長期投資に意識することになります。

 

10万円の利回りを10%にするってたいへんなことですね。