住宅ローンの実行時期をコントロールできる条件とは? | 愛知県豊田市在住ママFPがお答えします!教えて!!ファイナンシャル・プランナー

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「人生100年時代!」とも言われる昨今。人生3大資金(住宅・教育・老後資金)のバランスをとり、しなやかに生き抜く力が必要です。特に「マイホーム取得・住宅ローン」「お子様の金融教育」「セカンドライフ」に関するお金のことについてママFP小澤智恵がお答えします!!

さて、住宅ローンの実行のタイミングをある程度コントロールできる、というお話しを前回いたしましたが、それには条件があります。

その条件とは・・・・

・預貯金が多い。
・土地に抵当権を設定できる。
・建物契約時や上棟時に従来ならば、つなぎ融資を利用する必要がある。
等々

です。

建物完成時には、追加担保設定という手続きが取れるのであれば、土地代の決済時に、その分を先行で融資実行していただくことも可能です。
自己資金を持っていても、先に支払いに充てるのではなく、先に住宅ローンを実行させ、自己資金はお引き渡し時(最後)に払うという考え方です。


メリットとしては・・・

・つなぎ融資の手続きをしなくてよいので、つなぎ融資の手数料が不要になる。
・団体信用生命保険に加入することになるので、建築中に万が一のことがあっても、借金だけが残るということも、建物代金を手持ち金で支払う義務が発生することもない。(つなぎ融資の場合は、団体信用生命保険に加入していないため、つなぎ融資を実行後、万が一のことがあれば、それは手持ち金から返済しなくてはいけなくなります。)
・実行のタイミングが引き渡し時のみでなく、契約時や上棟時のタイミングで考えられる(金利が低い!!というチャンスがあれば、生かすことができる。)

デメリットとしては・・・

・支払いが翌月から始まるので、家賃とダブルで支払う必要がある。
・全額を先行で実行してもらう考え方のため、自分の預金にあっても、他のことに使ってはいけない。(当たり前ですが・・・)


ということがあります。

デメリットの二つ目は、先日銀行さんの融資元締め担当の方とお話しする機会があったのですが、過去にお一人住宅の支払いに充てなければいけないのに、他に使い込んでしまった・・・なんて方がいらっしゃったそうです。

どこの金融機関でも対応していただける訳ではありませんし、支払いは翌月からでなく、従来の実行日までは、金利のみの支払いでよい金融機関もあります。

詳しくは、金融機関にお尋ねいただくか、
土地は先行で建物はまだ決まっていないんだけど・・・
融資はどこがいいかわからないんだけど・・・
という方。

ぜひ一度ご相談くださいね。きっとお力になれると思いますよ。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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愛知県豊田市在住
住宅ローン専門の独立系女性FP
 FOO 小澤智恵でした♪