面白いほど

人は自分の魅力や才能には

自分では気づきにくいものです。

 

先日、コンサル仲間を連れて

ある企業様と商談をしていました。

すんなりと受注することができたのですが

その仲間からは

「すごいですね」

と言われました。

 

え???

とわたしは不思議に思いました。

 

「相手はやる気になっていたけど

 不安になっている点があったようなので、

 その不安を解消してあげただけなんですけど。」

 

「それが自然にできるのが、すごいんですよ」

 

あら?

それって、わたしは普通のことだと思っていました。

ところが、それはわたしの中での普通であって

そうじゃない人もいるらしい。

いや、むしろそれが自然にできる人の方が

少ないようです。

 

こんな感じで

「あなたが普通だと思っていること」

「あなたが当たり前だと思っていること」

が、あなたの才能だったり

魅力だったりします。

 

最近は、こんな発見が多いです。

もし、あなたが自分の魅力や才能を知りたければ

 

「なんでこんな簡単なこと、

 他の人はできないんだろう?」

 

ということを見つけてください。

それが、あなたの才能や魅力の1つなのです

 

わたしは齋藤孝さんの本が好きでして。

非常にわかりやすく

人としての在り方が学べます。

 

その著書の中に

「頭がいいとは、文脈力である」

「リーダーとは言葉の力である」

という2冊の本があります。

 

あなたが優れたリーダーになりたければ

言葉の力を磨いていくしかない。

それを相手に分かりやすく

そして心を震わすような表現力を

身につけていくことが求められます。

 

起業家にとって、言葉は非常に重要です。

何をするにしても

誰と付き合うにしても

言葉がない状態では

前に進みません。

 

わたしはコミュニケーションについても学んできましたが

最終的に学んだのは

「相手の言葉を使うこと」

の重要性です。

 

分かりやすい例でいえば

英語しか話せない人に

一所懸命日本語で熱く語ったところで

半分以下しか伝わりません。

 

それと同じように

同じ日本人であっても

その人の特性に合わせた言葉を使う必要があります。

表現力も、一緒です。

 

リーダーの仕事は

フォロワーが仕事をしやすい環境を作ることです。

言葉のチョイスも、その1つです。

 

困ったことに

言葉のチョイス1つで

良い関係になることも

悪い関係になることもあります。

 

相手がどう受け取るかは

言ってみないと分からないこともありますが

それでもあなたは

ベストな言葉を選ばなくてはなりません。

 

ただ、難しいことを考えるよりは

まずは伝えていかなくては

伝わりません。

 

そしてそれが失敗に終わったのなら

そこから学べばいいのです。

 

わたしも、大きな失敗をたくさんしてきました。

そこからわたしは学び

改善を繰り返してきました。

 

まあ、それでもまだ

完璧だとは言えませんけどね。

世の中には

楽して儲けたい人が溢れています。

いや、実のところ、わたしも一緒です。

 

ただ、楽して儲けることはできるかもしれないけれど

それは永くは続かないことを知っている分だけ

世間一般の人よりかはマシかもしれません。

 

「成功者になりたい」

という願望があってもいいです。

何も否定しません。

 

けれど、成功って得るものだと

勘違いしている人も多いようです。

 

成功は、得るものではなく

成るものなのです。

 

日本語って、よくできていまして。

成功の功とは

「素晴らしい仕事」

という意味も含まれています。

 

そしてその語源を調べてみると

「難しい事も達成できる力」

というところから成り立っているようです。

 

そして成功の成は

まさに「成る」

または「成す」

と書きます。

 

難しいことを達成できる力を持つ人に成る

ことが、

成功者になるための絶対的な条件なのです。

 

宝くじに当たった人は

成功者ですか?

一時だけお金持ちになってしまった人が

成功者ですか?

 

もう一度、よく考えていきましょう。

いつだって世の中から賞賛される人は

難しいことにチャレンジした人だけなのですから。

頑張るとか、努力とか

実のところ

わたしはあまり好きな言葉ではありません。

 

ビジネスを続けてきて

そして多くの起業家を見てきたけれど

頑張れば売上が上がるわけではないし

努力が必ずしも報われるわけではないようです。

 

その主な原因となっているのは

「努力の方向が間違っているから」

なのです。

 

例えば

魚が一所懸命に

木に登る訓練をするでしょうか?

 

キリンがライオンのように

狩りができるように努力するでしょうか。

 

そのような光景を

わたしはまだ、見たことがありません。

きっと、あなたも同じでしょう。

 

ところが、人というものは

自分が何者かを認識することができず

間違った方向に進もうとします。

これは、現代の世の中が

複雑にできているからかもしれません。

 

例えばアフリカの山の中に生きていれば

身に付けるべき能力は

狩りだったり、木の実を探す能力だったり

材木から家をつくるような能力だったりするだけなので

非常にシンプルです。

 

ところが、日本のような高度な文明では

多種多様な役割があり

自分が”どこに属すべき人間なのか”が

判別できなくなってしまっています。

 

あなたの努力は、全てが無駄

などと言うつもりはありませんが

うまくいっている人は

自分の才能をフルに発揮しているだけで

そのための努力などはしていません。

 

わたしの知人で

人材紹介を生業としている人がいますが

傍目には、いつも遊んでいるような感じです。

ところが、そこから人脈を広げ

短い時間で成果をあげています。

そこを努力と捉える人がいるけれど

おそらく、彼は才能を生かしているだけです。

 

うまくいくっていうのは

実はそういうことなのです。

自分を優秀な生物だと思い込んでいる人が多くいるけれど

人間と他の生物の違いを調べていくと

それほど人間は優秀ではないことがよく分かります。

 

あるいは、人間同士を比べてみても

ほとんど優劣というものはありません。

ある1つの機能においては

得意な人もいれば、不得意な人もいる。

違う1つの機能を見てみれば

それらが逆転していることもある。

 

まあ要するに、

一人一人という単位で見ていくと

人間というものは

大したものではないんです。

 

これは決して、人間批判でも

「あなたはダメな人間だ」

ということでもありません。

 

大切なのは、自分の出来ることと

出来ないことを区別して

その出来ないことを補い合える存在になる

ということなんです。

 

「自分はボンクラ」

という健全なる自己認識ができるようになると

他人の存在が

本当に有難いものになります。

 

わたしは職業柄

様々なことを知っていなければいけません。

事業戦略などのビジネスのことはもちろんのこと

スピリチュアルにも見識があるし

動物にも詳しい。

 

けれど、わたしは知っているだけで

何もできません。

幅広く知っているだけで

そこに深みを持たせていないからです。

それは、戦略的にやってきたものではなく

自然とそうなるようにできていたのかもしれません。

 

ただ、出来ないことを悲観してはいません。

出来ないことが、

むしろ素晴らしいことだと考えています。

 

わたしは、リーダーとしての役目があるから

誰がそれを出来るかを把握して

その方に任せ

その方が仕事をしやすい環境をつくる。

 

それが、わたしに出来ることであるし

他の人では出来ないことでもあるから。