● 主人が自営業になります。国民年金基金と個人型確定拠出年金、どちらを使ったらよいのでしょうか?
こんばんは、木村久美です。自営業の方は、サラリーマンの厚生年金と比べて、受け取れる年金が少ないです。
月6万5千円しかありません。
そのため、将来ゆとりある生活を送るためには、別の方法で、備えなければなりません。
これから自営業になられるご主人の奥様より、つぎのようなご質問をいただきました。
老後の為に税金や国民年金基金、イデコの勉強をして、少しでも蓄えたいと考えています。
しかし、色々調べてはいるものの、戸惑うばかりです。
国民年金基金とイデコの違いや、貰う時に課税がなくなる方法など教えてもらえませんでしょうか。
国民年金基金とイデコは、どちらも、税金面のメリットは、同じです。
年81万6千円までの掛け金が、全額所得控除できます。
また、受取る時は、一括受取と、分割受取が選べます。
一般的には、一括で受取るほうが、税金が安くなってくれます。
では、この違いはなにかというと、増え方にあります。
国民年金基金の予定利率は、1.5%です。
昔は、利率が5%以上あった時期もありましたが、今は、ずいぶんと下がってしまいました。
仮に、月5万円を、60歳までの20年積み立てるとしますね。
その後、65歳から90歳までに、月々いくら受け取れるかを、試算してみたいと思います。
国民年金基金B型(月49750円)の場合、月5万2千円ほどが、受け取れるようになります。
では、イデコの場合は、どうでしょうか?
金融の世界では、イデコでじょうずに運用できると、5%ほどのリターンが期待できるといわれています。
すると、月に受け取れるお金は、約15万円になります。
(運用を継続しながら、引き出した場合の試算)
老後の不安が、ずいぶん解消できるのではないでしょうか。^^