● 変額年金で「10年で2倍に増える」と聞いたのですが、ホントですか!?
こんばんは、木村久美です。銀行や保険ショップの窓口で、変額保険を、すすめられることがあります。
そこで、このように言われた方がいらっしゃいました。
「この10年で、預けたお金が、2倍になっているんですよ。」
預金の金利がほぼゼロ%の時代に、そんなウマい話があるの!?と思われるかもしれません。
ですが、これは、現実的にある話なのですよ。^^
変額年金は、投資信託で運用されているため、増える効果が期待できます。
2倍に増えた、ということは、おそらく、外国株式だけに投資をするタイプだと思われます。
先月までの推移でみてみると、この10年で、2倍に値上がりしているのです。
ということは、この変額保険だけが、優れていたということではありません。
普通に、外国株の投資信託で運用していれば、誰でも、同じように増えていたということです。
このように聞くと、外国株だけで投資してみようかな、と思うかもしれません。
しかし!
わたしは、外国株だけで運用することは、おすすめしていません。
株は、ハイリスクハイリターンという性質です。
大きく増やすことができる一方で、ものすごく大きな損失を被る可能性が、あるのです。
過去の事例をもとに、お話していきますね。
2008年に、リーマンショックがありました。
100年に1度の金融危機といわれ、歴史的な大暴落となったのです。
このときに、外国株だけで運用した人は、どうなったと思いますか?
なんと、6割以上も、マイナスになってしまいました。
1000万円投資をしていたら、あっという間に、400万に減ってしまったということです。
このような状態になっても、耐えられるのであれば、外国株だけで運用するのもアリです。
でも、ふつうは、耐えられないですよね。^^;
実際に、多くの方が、このときに投資をやめてしまっています。
これから先も、大暴落が起きないという保証は、どこにもないわけです。
では、そのようなリスクを回避するためには、どうしたらいいのでしょうか?
日本株や日本債券、外国債券に、分散して投資をします。
それぞれが、ことなった性質であるため、リスクが、回避できるようになるのです。
お金が増えるということは、それだけ、リスクをともないます。
しかし、リスクは、自身でコントロールすることが可能です。
あなたも、着実な資産形成ができるようになりますよ。^^