● 銀行からすすめられた商品なのに、イマイチ増えてくれない場合の対処法
こんばんは、木村久美です。「銀行ですすめられた商品を契約しています。でも、あまり増えてくれないのはなぜですか?」
とご相談を受けることがあります。
商品は、ドル建て保険、変額年金など、さまざまです。
数百万円も預けているのに、10年近く経っても、たった数万しか増えていない、、。
というお声は、けっこうあります。
要因はいくつかありますが、ひとつは、手数料の高さが、あげられます。
まず、初期手数料を、チェックしてみられるといいですよ。
たとえば、今回、ご相談を受けた方は、変額年金をおもちでした。
初期手数料は、5%でした。
仮に、1000万円預けたら、いきなり、50万円が引かれるということです。
つまり、950万円の元本割れから、スタートするわけです。
50万円を取り戻すだけでも、余計な時間がかかってしまうことが想定されますよね。^^;
また、運用中の手数料も、要チェックです。
その商品は、年3%の手数料が、引かれていました。
ということは、初年度だけで、80万円もひかれているということです。
けっこう大きな金額ですよね。
なぜ、これだけの手数料が引かれるのでしょうか?
保険商品だからなのです。
万一お亡くなりになった時のための、死亡保障がついています。
その保障のための経費などが、かかってしまうのです。
死亡保障と貯蓄がセットになっていると、管理がラクそうに思えるかもしれません。
しかし、長い目でみると、貯蓄の効率がかなり悪くなってしまいます。
では、どうしたらいいのでしょうか?
変額年金やドル建て保険は、外貨で、運用されています。
純粋に、外貨で効率良く増えてくれる商品を選ぶといいですよ。^^
そこで候補になるのが、投資信託です。
理由はいくつかありますが、手数料がダンゼン安いのです。
・初期費用ゼロ円
・運用中の手数料が約0.2%
といった商品があります。
仮に、1000万円を、5%複利で、20年運用したら、それぞれいくらになるのかを、シミュレーションしてみましょう。
変額年金は、1411万円ほどになってくれます。
投資信託だと、2554万円ほどに増えてくれます。
その差は、ナント!1100万円以上にもなります。
コストを抑えることが、いかに重要かが、お分かりいただけるのではないでしょうか。^^
そのため、貯蓄と保険は、分けて考えるほうが、合理的です。
・保険は、必要な期間だけ、掛捨てで入る
・貯蓄は、できるだけコストを抑える
これが、効率の良い貯蓄への、近道です。^^
大切なお金で運用していくわけです。はやめに対処しておけると安心ですね。
5%複利運用のしかたはこちらに分かりやすくまとめていますよ。