融資を受けるときに頭の片隅にでも入れておいていただきたいこと。
こんにちは。
融資コンサルタントの小川です。
信用金庫時代、私が直接担当し融資で関わったお客様はほとんど倒産していません。
不動産購入の融資に限って言えば誰一人として破産させていません。
私がいた信用金庫がお客様の面倒見がいいと言われていたところではありますが、私もお客様が破産の方向へいかないようできる限りのことはしました。
それは、なぜか?
倒産や破産するとその会社だけで済む問題では無いからです。
企業の場合、社長がいてその家族もいます。
また、従業員もいてその家族もいらっしゃいます。
会社を倒産に追い込むだけでこれだけの方の生活も追い込むことになるからです。
さらに言えば、取引先も大きな影響が出ます。
場合によっては連鎖倒産もあったりします。
以前にもこのブログで書きましたが、私は3年前、自分が担当していた先で一番大きい取引先が倒産しました。
信用金庫に14年いた最後の年に起きたのですが、これが自分が担当したお客様で二例目の倒産でした。
この会社は年商30億円で、従業員も100人ほどいました。
資金繰りが苦しく、毎月のように対処していたのですがメインの取引先の今後の仕事が半減することになり再生が無理と判断し破産しました。
この会社が破産申し立てしたという話を聞いた時、まず最初に頭に浮かんだのがこの従業員の人たちでした。
「彼らはどうなっちゃうんだろう」
これがその時の正直な気持ちです。
この従業員のことを思うといたたまれない気持ちになりました。
たまたまこの会社の社長が顔が広い方で、従業員の再就職のお願いに方々へいき全員の再就職が決まったそうでよかったのですが、倒産により影響を受ける人がいるのです。
借入というものは、場合によっては自分に牙をむいて襲いかかることもあります。
そのことだけはぜひ認識してください。
この倒産した会社も、資金繰りに苦しんだのは過去に借りた借入の返済が大きかったからです。
自分でコントロールできる内はいいのですが、コントロールできない範囲まで借りてしまうと恐ろしいことになります。
私のブログでは、無理やりお金を借りる方法は書いていません。
それは危険だからです。
実際に融資の仕事をしていた時も、無理な融資はしていません。
たまに外回りの担当者が、成績欲しさに無理な融資の話を持ってくることがあるのですがそれも跳ねていました。
最終的にお客様の利益にならないことはしない。
このような考えで融資の仕事をしていました。
これはコンサルタントとして独立した今でも全く変わっていません。
私が関わったお客様が後々苦しい思いをしないようにするのが私の仕事だと思っています。
無理に銀行からお金を引っ張ってくるようなサポートはしていません。
もちろん、融資コンサルタントですのでお金を借りるにはどうしたらいいのかのアドバイスをします。
しかし、それ以上に無理なく返済していくにはどうしたらいいかを良く考えています。
今は良くても後から苦しんでは意味がありません。
このブログをお読みの方にも、銀行借り入れをどうしたらいいのかを知りたくて読んでいらっしゃる方も多いと思います。
でも、借入というものには怖い面もある。
実際に会社が倒産する確率は低いです。
しかし、倒産したら回りが大きく影響されます。
このことは頭の片隅でもいいので入れておいてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。