お金を借りる前に

こんにちは。
融資コンサルタントの小川です。

融資の相談を受けていて思うことがあります。
それは、借りたあとのことを考えているのかな？ということです。

融資の相談を受ける中で借入希望額を聞くのですが、中には会社の実力から見たらとても無理な金額を希望している方がいらっしゃいます。
必要なのはわかるのですが、借りたお金は返さないといけません。
しかし、そのことは全く頭になく借りたいという話があります。

先日、相談を受けた中では売上が数千万円しかないのに３千万円借りたいというのがありました。
本人に必要な理由があるのはわかるのですが、無謀です。
聞くと事業の運転資金として本当に必要な金額は４～５百万円でした。
しかし、もっと欲しいというのはそのお金があればあれもしたいこれもしたいとやりたいことが次から次とありそれで３千万円という話です。
これではお金がいくらあっても足りません。
この社長さんは恐らく現金が１億円あっても「足らない」と言っていることでしょう。

事業を行っていくにはお金が必要で融資もうまく使う必要があります。
しかし、足らない分を何でもかんでも借入で賄うおうとするのは危険です。
しっかりとした資金計画がないからとにかくたくさん借りたいという発想になります。

融資金額には財務内容からここが限界というラインがあります。
それは、月商の数ヶ月分程度です。
それ以上借りても返済は無理です。

銀行から融資を受けようという時は、ご自身の会社の身の丈を考えていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。