銀行借入実践講座~500億円貸した男があなたの資金調達をサポートします -134ページ目

融資残高と融資口数

こんにちは。


融資コンサルタントの小川です。






融資の審査をしている立場上


取引先の決算書をたくさん見てきました。


中には素晴らしいという財務内容もあれば


ちょっとこれはというものまで様々です。









財務内容が悪い先への融資はリスクを感じるのですが


中には財務内容が良くても融資を出すことに


リスクを感じる時があります。


決算内容が増収増益になっていたとしてもです。









それはどういう財務内容かというと


融資口数の多さです。


返済本数が多すぎるのです。










ある時、外回りの担当者の既存取引先から


新規融資の申込が来ました。


その会社への融資は1年ぶりくらいなのですが


決算書を見て驚きました。









前年比増収増益なのですが


借入残高も驚異的に伸びていたのです。


それも融資本数が少なければいいのですが


細かく何本も借入をしているのです。










決算書を詳しく分析して


毎月の返済元金を合計すると


キャッシュフローで賄うことができません。









ではどうやって資金の都合を付けていたかというと


新規でお金を借りて返済に回していたのです。


つまり借金返済のために借入を起こしていたのです。








結構危険な状態ですが


これでも増収増益のうちは


お金が回るので大丈夫でしょう。









しかし、売上が下がった瞬間に


資金が詰まります。


売上がずっと上がり続けるというのは


なかなかあり得ないことです。








そのことを考えるとリスクが高く


このように融資口数が多い会社には


融資をするのをためらいます。


(この時も融資を断りました)







なぜこのように融資口数が増えるかというと


資金計画が無く無計画だからです。


しっかりとした資金計画や調達計画を作れば


このような事態を避けることができます。









増収増益であっても資金繰りなど将来を見据えて


資金調達を考えることが大切です。


参考にしてください。








最後までお読みいただきありがとうございました。