FANKY&PANDORABOX代表三道竜也のブログ -21ページ目

高知アカメ遠征③

心身共に完敗した初日の晩

考える事が多くあった。

おぼろげにしかイメージの沸かなかったアカメは

かなりハッキリ見えてきた。

バスでもチヌでもシーバスでもない

アカメはアカメである事。

しかしフィッシュイーターの本能は変わらない。

マニアック過ぎるけど

イメージとしては奥多摩湖は峰谷橋下のランカーや

相模湖の秋山川上流の魚って感じ

つまり居るけど食わない。

「何か」のきっかけでスイッチが入るのを待つか

こちらからスイッチを入れる必要がありそう。



そんな事を考えた二日目

取りあえず桂浜の竜馬像を見に行く



彼の目は何を見据えたのか

ここから日本の夜が明けたのか・・

現在、日本は様々な事で闇夜だけれど

いつかは明けるのだろう・・

いつだって夜明け前が一番暗い。


そして釣り人の聖地「桂浜水族館」

水槽にはアカメが沢山!

この水槽中の殆どが浦戸湾で釣られた固体だそう


その後は各ポイントの下見



地図と照らし合わせて

アカメの移動ルートやダムの放水による水温低下

風向き等からポイントを吟味する。


そして実釣二日目

皆で相談し結局は初日と同じ場所へ入り直す事に

前日と違いボラへのボイルもなく

静かな海


しかし昨日の出来事が僕の心に引っかかる

明らかに状況は良くないのに動けない

バスのトーナメントなんかで、ありがちな

昨日を引きずった負けパターン。

勿論、何にもなかった。


実はこの二日目が一番悔しかった

アカメ以前に自分に負けたのだ・・

せめてもとあちこち歩き回り地形の確認や

流れの確認。


「食いしん坊 如月」の南蛮弁当が

胃に染みた・・



いよいよ最終日を迎える・・



三道 竜也

高知アカメ遠征②



初日は地元の方々に来て頂き

最近の状況等を聞きながら選択したのは

浦戸湾に流れ込む河川。


時折イナっ子やコノシロ?と思われるベイトが水面を騒がす。

仲間と二人目的のポイントを目指し

川辺を歩いていると常夜灯が落ちているところに大きな影・・


なんとなく魚に見えたのでライトを当てると


岩の様な重量感


輝く鱗


異常な程の体高・・


アカメだ!!


80センチ程でしたが威圧感すらある存在感

仲間と二人、息を飲む・・

地元の方は「アカメはライトなんかじゃ驚かない」と、

たしかに悠々と沖へ消えていきました。


気を取り直し

目的の場所へ来るとボラ(60センチ)位がザワザワと

何かに怯える気配。

暫く見ていると「ドッバン!バッシャン!!」と

子供がバタフライでもしている様な

見たこともないボイル。

本当に人が水の中で何かやってるんじゃないかと

見に行ってしまうほど。


少し距離をおいて打ち始めるも

反応はない。


それどころか益々ボイルの凄まじさは増していく。


今回のメインタックルはベイトタックル。

流れを横切るのではなくクラッチを使い

流れの中をテンションを掛けて流していく。

ベイトならではの攻め。

ゴツゴツとボラにぶつかりながらも掛けない様に流すと

「バゴ!」

何かが食った!!

しかしエラ洗い?的な水しぶきの後

テンションが抜けた・・

ルアーを見ると



何かの口

最後まで正体は解からず・・

このクラッチワークを駆使した流し込み

スピニングでは難しいアクションさせながら

何処までも流し込んで行けるのはベイトの強み。


思えば釣りビジョンのバチ攻略でも救われたっけ。


暫く流し込む釣りを続けると

「ゴツッ」と硬い感触

「根掛かりかな?」とロッドを立てようとしたら

「ガッガッ・・ギャギャ~」とドラグが悲鳴をあげ

いきなりロッドが倒される!?

仕切りなおそうとしたところでテンションが抜ける・・

暫く言葉が出なかった。

バクバクと高鳴る鼓動が仲間に伝わってしまうかと思った。



釣りをしていて初めて感じる感情



「恐怖」



震える手はキャストする事も出来ない。

ただ空を暫く眺めるしか出来なかった。

そしてボラへのボイルは収まり

初日が終了。


ホテルに戻りルアーを眺めていると・・






ST-Xの1番が伸びてる・・



完敗




初日の正直な感想




三道 竜也

高知アカメ遠征①

一昨日高知から帰って来ました。

溜まった業務が多く中々書けなかったのですが

少しづつ書いていこうと思います。



9月6日早朝

羽田空港を出発です



雲の下に見えるのは房総半島


一時間程度で高知空港に到着です!


着いて最初の一言は「高知寒くない?」

朝から雨が降っているらしく

木更津より全然寒い・・

塩分濃度の高さと高水温を好むアカメを狙うには

決して良くはない感じ。


とりあえず定番?の「ヒロメ市場」へ


楽しみにしていたカツオのタタキ




これは本当に美味しかった!

正直、たいして変わらないのでは?と思っていただけに

衝撃です!

特有の生臭さも全くなく口の中でワラの香りがほのかにする・・

何枚でも食べれそうでした。


そしてアカメアングラーが集う

「パープルへイズ」さんへ


所狭しとアカメのデジタル魚拓や

ヒットルアーが展示されているテンションの上がるギャラリー

ヒデ林さんも来てくれ作戦会議。


そして夜になり・・




いよいよ挑戦です!


三道 竜也