【世界の野鳥#139】違法カスミ網の被害 | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

今回は「違法カスミ網の被害」をご紹介します。

動画を貼っておきます。

救った鳥は『イカル(Japanese Grosbeak)』です。

 

切ない声に胸が締め付けられます。

 

動画はこちら→カスミ網の被害

 

この時は、元旦の「初鳥見の日」

 

正月恒例のクマタカやオオタカ、ハイタカ、ノスリをまず撮る‼

そう、一富士二鷹三茄子に倣って猛禽類撮影に出向きました。

 

山すそに到着すると、カケスが賑やかに集まっていました。

お、これは大型猛禽でもいるのか?と思いきや見つからない。

 

近くに行くと、カケスは去って、悲痛な鳥の声が聞こえます。

車から降りて、声をする方に目を向けると、鳥がバタバタうごめいています。

 

もしや、猛禽が押さえ込んでいるのか?と思いつつも、声は複数。

 

寄って行ったら、私もかかってしまいました。

カスミ網に。

 

網が細くて見えないんです。

 

どうにも、柔らかくて、丈夫で、人でも抜け出すのに苦労。

 

鳥は、網にかかると、脚指が反射的に網を握ってしまい、外れなくなって、暴れるうちに翼やクチバシや首が引っかかってしまうようです。

袋状なポケットみたいな形状にもなっていた様な・・・そこに落ちると、囲まれて抜け出せなくなるようです。

 

もちろん、「違法」

 

この時は、カケスは網にかかった小鳥を襲おうとしていたかもしれません。

そうなれば、さらに被害も増えていたことでしょう。

 

ただ、救いたくとも、ハサミなどの刃物もない。

違法なかすみ網を触っていて、疑われたり、仕掛けた人と遭遇してもめるのも怖い。

すぐに、警察に電話。110番しました。

 

山の中にパトカーをサイレン鳴らさずに来てもらいました。

その理由は、私の姿を見ている車があったから。

もちろん、ハサミやカッターも持参してほしいとお願いしました。

 

到着して、パトカーの姿を見ると、車はいなくなりました。

 

現場の証拠写真の撮影の後、イカルの救助。

 

骨が折れている個体もいなかったようで、すべて、放鳥出来ました。

その保護の仕方が正しかったのか?

分かりませんが、警察官も、一緒に救ってくれて、無事に命を落とす個体もなく救助完了。

 

犯人が捕まることを願いつつ、現場の検証などは、警察に任せて、帰宅。

2014年の元旦の事件でした。

 

実は、その3年後、ネマガリダケを採っているときに

私が、また網にかかりました。

竹林の縁に掛けられていた、古いカスミ網の残骸でした。

 

ちょうど山菜採りで、刃物があったので、きれいにすべて除去して廃棄しました。

今思うと、この時警察を呼べばよかったと反省しています。

 

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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。