【世界の野鳥#132】カラスフウチョウ(Halmahera Paradise-crow) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目フウチョウ科

学名 Lycocorax pyrrhopterus

和名 カラスフウチョウ

英名 Halmahera Paradise-crow

 

今回はインドネシアのハルマヘラ島で出会った鳥をご紹介します。

『カラスフウチョウ(Halmahera Paradise-crow)』です。

ハルマヘラ島とその周辺の島々に2亜種生息しています。

 

この鳥のことを記載するにあたっては

フウチョウ=ゴクラクチョウの仲間の総称

の種分化の系統の説明が必要です。

 

フウチョウ科はカラス上科か分岐した系統になります。

平たくいうと、カラスの仲間からフウチョウの仲間が派生したという流れです。

 

この「カラスフウチョウ」はその原点?と思える特徴があります。

 

見た目は、いわゆるカラスのそっくり。

ですが、フウチョウの仲間です。

 

他の派手なフウチョウとは一線を画します。

調べる限り、雌雄で体色が類似しているようですし、Lecでダンスを踊ったりしないようです。

ですが、分類上はフウチョウ。

フウチョウの原点のような鳥といえそうです。

 

このような形態から、様々な姿や羽衣、飾り羽、求愛行動(ダンス・ポーズなど)が進化・派生していったのです。

 

そういう意味では、このカラスフウチョウは、貴重な古い性質を残したフウチョウとして貴重とも言えますね。

翼上面がはっきり写せませんでしたが、カラスの様に黒ではなく、茶褐色です。

虹彩も赤いですね。

 

色合いはフウチョウの派手さはありませんが、

ある意味、珍しいフウチョウとして

シックな色合いをご覧くださいませ。

 

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