スズメ目フウチョウ科
学名 Lycocorax pyrrhopterus
和名 カラスフウチョウ
英名 Halmahera Paradise-crow
今回はインドネシアのハルマヘラ島で出会った鳥をご紹介します。
『カラスフウチョウ(Halmahera Paradise-crow)』です。
ハルマヘラ島とその周辺の島々に2亜種生息しています。
この鳥のことを記載するにあたっては
フウチョウ=ゴクラクチョウの仲間の総称
の種分化の系統の説明が必要です。
フウチョウ科はカラス上科か分岐した系統になります。
平たくいうと、カラスの仲間からフウチョウの仲間が派生したという流れです。
この「カラスフウチョウ」はその原点?と思える特徴があります。
見た目は、いわゆるカラスのそっくり。
ですが、フウチョウの仲間です。
他の派手なフウチョウとは一線を画します。
調べる限り、雌雄で体色が類似しているようですし、Lecでダンスを踊ったりしないようです。
ですが、分類上はフウチョウ。
フウチョウの原点のような鳥といえそうです。
このような形態から、様々な姿や羽衣、飾り羽、求愛行動(ダンス・ポーズなど)が進化・派生していったのです。
そういう意味では、このカラスフウチョウは、貴重な古い性質を残したフウチョウとして貴重とも言えますね。
翼上面がはっきり写せませんでしたが、カラスの様に黒ではなく、茶褐色です。
虹彩も赤いですね。
色合いはフウチョウの派手さはありませんが、
ある意味、珍しいフウチョウとして
シックな色合いをご覧くださいませ。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。