ミズナギドリ目アホウドリ科
学名 Phoebastria albatrus
和名 アホウドリ
英名 Short-tailed Albatross
今回は日本の鳥をご紹介します。
『アホウドリ(Short-tailed Albatross)』です。
人間に手で、絶滅寸前になった鳥を復活させる。
その努力が実った復活劇の主人公です。
トキとともにアホウドリの復活の背景には、研究者や関係者の努力があります。
その努力には頭が下がります。
増えてきたアホウドリに次の課題が出てきています。
繁殖地の高密度による繁殖場所の問題、鳥島が火山島ゆえのリスク、および、過密ゆえの疫病対策です。
今現在の大きな繁殖地は伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島のみです ...
1951年に鳥島で再発見時、約10羽。
その後、2019-2020年の繁殖期において、鳥島での総個体数は、概ね6,200羽以上まで回復したようです。
繁殖に参加していない個体も洋上にいると考えると、総数はもう少し多いかもしれませんね。
今は、繁殖地の分散が進められています。
その候補地に聟島が選ばれて、平成20₋24年に関係者が滞在してヒナ70羽への給餌を行って、69羽が巣立ったようです。
平成24年2月には初めて巣立ったヒナの聟島への帰還が確認。
平成26年5月には初めて帰還した親鳥から生まれたヒナ1羽が媒島で確認。
平成29年3月には媒島から巣立ったヒナの聟島への帰還が初めて確認。
と上場の成果を上げているようです。
(詳しくは→環境省のHP/アホウドリをご覧ください)
そんな成果の結果、10年前には航路に乗って、アホウドリが出たら
「でた~~~‼」と大騒ぎでした。
今では、季節を選べば、航路に出れば、複数羽の確認は容易になって来ています。
実際に、三宅島の沿岸からも多数のアホウドリを確認したことがあります。
その時の画像を中心に、アホウドリをご覧ください。
たまにおこぼれ期待して釣り船に寄ってきたりします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。