【世界の野鳥#068】ワイゲオモリモズ(Raja Ampat Pitohui) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目モリモズ科

学名 Pitohui cerviniventris

和名 ワイゲオモリモズ(カワリモリモズから別種)

英名 Raja Ampat Pitohui or Waigeo Pitohui

 

今回は西パプアで出会った鳥のご紹介。

本種は、西パプアでもワイゲオ島にのみ分布する固有種です。

『カワリモリモズ(Raja Ampat Pitohui)』です。

 

この鳥が分類上、固有種として分けられた頃に撮影したので

当時、和名が分からなく、自分で任意に「オウサマモリモズ」と付けて以前ブログに載せました。

英名のRaja Ampatが王様の名前だったという理由だった記憶^^;

 

今、調べてみると、まだ「カワリモリモズ」の亜種とか、まだ明確になっていない様子です。

 

ワイゲオ島やその周辺の鳥のようなので、『ワイゲオモリモズ』でもいいのか?

地名をつけると、新たな分布域が見つかったりした際に、面倒なのですが、ひとまず今回はそんな和名にしておきました。

 

Pitohui(モリモズ)の仲間が鳥の世界では非常に珍しい特徴を持つ鳥です。

全てのモリモズがそうだということではありませんが、数種が「毒を持つ」という特徴があります。

 

筋肉や羽毛に毒を有するということです。

人間には手で触る程度であれば「ピリピリする」感じのようですが

毒の種類としては、毒はヤドクガエルが持つパトラコトキシンに似た猛毒で。人間も羽一枚分で死亡させてししまう強さだということです。

バトラコトキシンを体内で生成できないので、餌由来で、生物濃縮によって毒を得ていくと考えられているようです。

 

そんな鳥がどんな姿なのか?

至って普通の鳥の姿で、フォルム的には特異ではありません。

そんな本種をご覧ください。

 

 

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