【日本の野鳥#24-30-20】オレンジジツグミ(Orange-headed Thrush) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ツグミ属

学名 Geokichla citrina

和名 オレンジジツグミ

英名 Orange-headed Thrush

 

【分布】

インドからインドシナ半島、中国南部、マレー半島、ジャワ島、ボルネオ島北部までにかけて多くは留鳥として分布。

北部で繁殖する亜種は南下して越冬する。

 

13亜種に分類。

G. c. citrina 基亜種。

インド北部、ヒマラヤ東部~バングラディシュ東部、ミャンマー北部にかけて繁殖。

冬期はインド南部、スリランカ、バングラディシュで越冬。


G. c. cyanota 

インド南端のカレラ地方に留鳥として分布。

喉と顔に白いラインが入る。


G. c. amadoni 

インド北東部に分布。

 

G. c. innotata 

ミャンマー南部、中国南部、タイ北西部、ラオス、カンボジア、ベトナム南部)に分布。

ミャンマー南部~タイ~マレーシアにかけて越冬。


G. c. melli 

中国南東部に分布。

香港で越冬。


G. c. courtoisi 

中国中央部~東部で繁殖。

越冬地は不明。


G. c. aurimacula 

ベトナム南部、ハイナン島、ラオス北部で繁殖。

亜種
G. c. andamensis 

アンダマン諸島に留鳥として分布。


G. c. albogularis 

ニコバル諸島に留鳥として分布。


G. c. gibsonhilli

ミャンマー南部~タイ南部で繁殖。

タイ湾の島々やマレーシアで越冬。


G. c. aurata 

ボルネオ北部に留鳥として生息。


G. c. rubecula 

ジャワ島西部に留鳥として分布。


G. c. orientis 

ジャワ島東部、バリ島に留鳥として分布。

 

【生態】

やや密度の高い熱帯雨林、竹林、二次林に生息。

湿った環境を好む傾向がある。

食性は雑食。昆虫類、クモ類、環形動物、果実を採食。

警戒心が強い。

美しい声でさえずる。

 

【サイズ・形態】

全長20.5-23.5㎝ 翼開長_㎝。

亜種によって顔、喉、翼帯などに差がある。

体上面は背から尾にかけて青灰色。

体下面と頭部、顔、頸部、喉は鮮やかな橙色。

亜種により、顔に白や黒の斑が入る。

クチバシは黒。

脚は肉色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『オレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)』

日本では2013年にトカラ列島で発見されたり、南西諸島で発見されたりと、ごく少数の記録。

こんな素敵な鳥が日本に来ていることを知って、東南アジア各地で狙うも、ちらっと見れてはいましたが、なかなか写真にならず・・

 

・朝の明け方の暗いトレイルから飛び立つ‼ 後の祭り(^^;)

・ハイドに入って、他の鳥撮影に集中していたら、その真横にいるのを離れていたガイドが、レーザーポインターで教えてくれたのですが、すぐに飛ばれる。。。また飛んだ姿(^^;)

・藪の中にいるのは分かっても・・・出てこない

そんな出会えるようで出会えない相手が本種。

 

ところが、マレーシアで他のオレンジ色のキジの仲間(アカチャシャコ)の撮影に渡来していた時、突然、目の前にひょこひょこっと。

そして、じっ~~~と動かない。

今までが何だったんだ~

という感じで、必死にシャッターを押しました。

 

その時のじっと動かないのがこの写真。

 

次の出会いはベトナムにて

2亜種確認出来ました。

こっちの亜種の方が美しい?

 

順番的には『ヨーロッパコマドリ』ですが、未見なのでスキップします。

次回は、『コマドリ』のご紹介です。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。