スズメ目ヒタキ科ツグミ属
学名 Geokichla citrina
和名 オレンジジツグミ
英名 Orange-headed Thrush
【分布】
インドからインドシナ半島、中国南部、マレー半島、ジャワ島、ボルネオ島北部までにかけて多くは留鳥として分布。
北部で繁殖する亜種は南下して越冬する。
13亜種に分類。
◆G. c. citrina 基亜種。
インド北部、ヒマラヤ東部~バングラディシュ東部、ミャンマー北部にかけて繁殖。
冬期はインド南部、スリランカ、バングラディシュで越冬。
◆G. c. cyanota
インド南端のカレラ地方に留鳥として分布。
喉と顔に白いラインが入る。
◆G. c. amadoni
インド北東部に分布。
◆G. c. innotata
ミャンマー南部、中国南部、タイ北西部、ラオス、カンボジア、ベトナム南部)に分布。
ミャンマー南部~タイ~マレーシアにかけて越冬。
◆G. c. melli
中国南東部に分布。
香港で越冬。
◆G. c. courtoisi
中国中央部~東部で繁殖。
越冬地は不明。
◆G. c. aurimacula
ベトナム南部、ハイナン島、ラオス北部で繁殖。
亜種
◆G. c. andamensis
アンダマン諸島に留鳥として分布。
◆G. c. albogularis
ニコバル諸島に留鳥として分布。
◆G. c. gibsonhilli
ミャンマー南部~タイ南部で繁殖。
タイ湾の島々やマレーシアで越冬。
◆G. c. aurata
ボルネオ北部に留鳥として生息。
◆G. c. rubecula
ジャワ島西部に留鳥として分布。
◆G. c. orientis
ジャワ島東部、バリ島に留鳥として分布。
【生態】
やや密度の高い熱帯雨林、竹林、二次林に生息。
湿った環境を好む傾向がある。
食性は雑食。昆虫類、クモ類、環形動物、果実を採食。
警戒心が強い。
美しい声でさえずる。
【サイズ・形態】
全長20.5-23.5㎝ 翼開長_㎝。
亜種によって顔、喉、翼帯などに差がある。
体上面は背から尾にかけて青灰色。
体下面と頭部、顔、頸部、喉は鮮やかな橙色。
亜種により、顔に白や黒の斑が入る。
クチバシは黒。
脚は肉色。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『オレンジジツグミ(Orange-headed Thrush)』
日本では2013年にトカラ列島で発見されたり、南西諸島で発見されたりと、ごく少数の記録。
こんな素敵な鳥が日本に来ていることを知って、東南アジア各地で狙うも、ちらっと見れてはいましたが、なかなか写真にならず・・
・朝の明け方の暗いトレイルから飛び立つ‼ 後の祭り(^^;)
・ハイドに入って、他の鳥撮影に集中していたら、その真横にいるのを離れていたガイドが、レーザーポインターで教えてくれたのですが、すぐに飛ばれる。。。また飛んだ姿(^^;)
・藪の中にいるのは分かっても・・・出てこない
そんな出会えるようで出会えない相手が本種。
ところが、マレーシアで他のオレンジ色のキジの仲間(アカチャシャコ)の撮影に渡来していた時、突然、目の前にひょこひょこっと。
そして、じっ~~~と動かない。
今までが何だったんだ~
という感じで、必死にシャッターを押しました。
その時のじっと動かないのがこの写真。
次の出会いはベトナムにて
2亜種確認出来ました。
こっちの亜種の方が美しい?
順番的には『ヨーロッパコマドリ』ですが、未見なのでスキップします。
次回は、『コマドリ』のご紹介です。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。










