【日本の野鳥#24-37-20】シベリアジュリン(Pallas’s Reed Bunting) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

学名 Emberiza pallasi

和名 シベリアジュリン

英名 Pallas’s Reed Bunting

 

【分布】

シベリア、モンゴル、沿海州、満州、カムチャッカ半島で繁殖。

朝鮮半島、中国東部、日本で越冬。

日本では旅鳥や冬鳥として飛来。数は少くない。

 

◆Emberiza pallasi pallasi 基亜種

中央アジアの山脈で繁殖。

中国西部~モンゴルで越冬。

 

◆Emberiza pallasi polaris

シベリア~沿海州、カムチャッカ半島にて繁殖。

満州、中国東部で越冬。

 

◆Emberiza pallasi lydiae

モンゴル中央部の山脈に分布。

 

◆Emberiza pallasi minor

シベリア南東部~満州地方に分布。

 

 

【生態】

繁殖期はツンドラ地帯の乾いた草地や針葉樹林帯に生息。

非繁殖期は、アシ原、草地、河川敷、農耕地などに生息。

食性は雑食。繁殖期は昆虫類などを捕食、非繁殖期には植物の種子や実を採食。

地鳴きはオオジュリンに似るが、細い。「チュイーン」「チー」と鳴く。

さえずりは「チュリチュリチュリ」と連続的に鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長14㎝ 翼開長_㎝。

オスの繁殖羽は頭部~胸の中央部まで黒。

頸部周辺と顎線は白。

体上面は淡褐色で灰色がかる。

体下面は白。

オス非繁殖羽とメスは頭部は淡褐色。

体上面は淡褐色。

 

クチバシは上が黒、下が肉色。

脚は肉色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『シベリアジュリン(Pallas’s Reed Bunting)』

ジュリン3兄弟はオオジュリン、シベリアジュリン、コジュリン。

日本では越冬個体を見ることになりますが、生息する環境がやや開けた場所を好みます。

アシ原に背の低い草地や藪があるような環境を好みます。

オオジュリンは、比較的アシ原の中を移動して、脚の茎の中の虫を探すように、アシの間を動きますが、シベリアジュリンは地面で採餌していることが多いので、草地を歩いていると地面から飛び立って、灌木やアシに止まるという行動をとる気がします。

 

クチバシの形や色も識別には大切な要素です。

シベリアジュリンはクチバシの色が上下でツートン。

上のクチバシが細く直線的で丸みを帯びないことも識別点になりますね。

 

オオジュリンよりも体型やサイズや色味はコジュリンの冬羽に似ています。

 

知ったか調にこう書きましたが、写真判定で結構悩んだりしています(^^;)

 

そんなシベリアジュリンをご覧ください。

 

2011年 淀川

2014年

2021年

2022年

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。