スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
学名 Emberiza variabilis
和名 クロジ
英名 Grey Bunting
【分布】
北海道・本州中部以北(標高が高い地区)、カムチャッカ半島南部~千島列島、樺太で繁殖。
冬期は中国東部、日本中部以西などで越冬。
2亜種に分類
◆E.variabilis variabilis 基亜種
サハリン、千島列島、日本(北海道・本州北部と中部の高山)に分布。
◆E. variabilis musica
カムチャッカ半島中央部に分布。
【生態】
繁殖期は標高が高い山地の針広混合林の下層がササが茂った環境で生息。
越冬期は暗い林に生息。
食性は雑食。繁殖期には昆虫類を捕食。非繁殖期は地上で植物の種子を採食。
草藪のササ藪の中に枯れ枝などを用いた碗状の巣を作り営巣。
警戒心が強い。
地鳴きは「ジッ」の1音 アオジの地鳴きよりも低い。
さえずりは、笛を吹いたような「ピ― フィー ツー チョーチー」を繰り返すように鳴く。
【サイズ・形態】
全長16-17.5㎝ 翼開長26㎝。
オスは全身が灰黒色。
メスは灰褐色。
オスメスともに背と翼上面に黒褐色の斑が入る。
冬羽は全体的に淡くなる。
ホオジロの多くは尾羽の外側2枚が白いが、本種は白くない。
クチバシは肉色、上はやや黒みがかる。
脚は肉色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『クロジ(Grey Bunting)』
私の初夏の趣味は「ネマガリダケ採り」。
正式和名は「チシマザサ」。
およそ1500‐2000mくらいの標高に自生するタケ(ササ)です。
タケ林の中に潜り込んで、中腰や四つ脚モードで採るのですが
ヘトヘトになりながらも、笛のような澄んだ声に癒されています。
他にも、コマドリやコルリ、ルリビタキ、エゾムシクイ、メボソムシクイたちが癒してくれるのです。
ササの多い環境を好むため、初夏の私の休日の「生息域」と合致するのです(笑)。
暖地のBirderにとっては冬鳥と思いますが、信州では夏鳥。
この鳥のさえずりが、タケノコの旬を教えてくれるわけです。
そんなクロジをご覧ください。
メス
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。