【日本の野鳥#24-37-17】アオジ(Masked Bunting) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

学名 Emberiza personata

和名 アオジ

英名 Masked Bunting(旧Black-faced Bunting)

 

【分布】

樺太、千島列島、北海道、本州中部以北で繁殖。

冬期は、南西諸島、九州、本州中部以西、関東地方などの暖地で越冬。

 

E. personata 種アオジ

以前、基亜種シベリアアオジの亜種アオジ(Emberiza spodocephala  personata)でした。

最近の分類では亜種ではなく、種としての扱いになっている。

 

亜種シベリアアオジと亜種アオジを種としてそれぞれ分類分けされた。

 

【生態】

繁殖期は、開けた森林、その林縁に生息。

非繁殖期は、藪のある場所に生息。都市公園などにも生息する。

食性は雑食。植物の種子や昆虫類などを採食。

地表や低木の樹上に枯れ葉や草の茎などを用いた碗状の巣を作り営巣。

地鳴きは「チッ」の鋭い1音。

高木の上や枝先など目立つ場所でさえずる。

ホオジロに似た高い細い声で、ホオジロよりも緩やかなテンポでさえずる。

「ピィ~チョン キョ、キョピキョッ♪」などと鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長14-16.5㎝ 翼開長_㎝。

オス繁殖期は頭部は深緑色、体上面、翼上面は赤褐色。

喉から腹部は黄色に黒の縦斑が混じる。

目の周囲や目先、クチバシの基部は黒色。

 

メスは頭部が緑褐色。

目の後方と顎部に黄色の線が入る。

体上面・翼上面は淡黄色に茶色~暗褐色の縦斑が入る。

体下面は淡黄色。褐色の縦斑が入る。

 

クチバシは上が暗褐色交じりの肉色、下が肉色。

脚は肉色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『アオジ(Black-faced Bunting)』

信州では夏鳥。

冬鳥のイメージが強い地域の方もおられると思います。

アオジのほかにも、ホオアカ、アカハラ、ルリビタキ、ニュウナイスズメも夏鳥の扱い。

 

正に「所変われば」ですね。

 

そんなアオジ、信州の高原では概ね普通に見ることが出来る鳥です。

 

さえずりもよく耳にして、本種のさえずりを覚えると

ホオジロやノジコ、ホオアカとの違いなども分かりやすくなります。

 

本種を含めて4種の声を比較的耳にする機会が多いのは、信州の特権かもしれません。

残念ながらコジュリンはかなり限定的になってしまいました・・・が。

 

アオジの色は「青く」ないのですが、昔の日本人の「アオ」は「黄緑」「緑」「灰色」までも「青」として表現していたので、アオサギ、アオシギ、アオアシシギなど「青」ではない鳥に「アオ」と名について、オオルリ、コルリ、ルリビタキなど「青い」鳥は「瑠璃」になっているんですよね~

信号機も「青信号」は「緑」のシグナルが多いですしね~

 

そんなアオジをご覧ください。

オス

メス

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。