スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
学名 Emberiza fucata
和名 ホオアカ
英名 Chestnut-eared Bunting
【分布】
中国北東部~南部、ヒマラヤ西部、シベリア南東部、モンゴル、日本(本州以北)で繁殖。
北方の個体はインドシナ半島北部~中国南部~朝鮮半島南部、日本に渡り越冬。
日本では、北海道の平地、本州の高原地域で亜種ホオアカが繁殖。冬期は低地や九州などの暖地に移動し越冬。
3亜種に分類。
◆Emberiza fucata fucata 基亜種ホオアカ
モンゴル山脈~満州~韓国、日本で繁殖。
◆Emberiza fucata kuatunensis
中国南部(江蘇州~広東省、雲南省南部)で繁殖。
◆Emberiza fucata arcuata
ヒマラヤ圏(パキスタン~バングラディシュ、雲南省北部で繁殖)
【生態】
平地~山地の草地、河川敷、農耕地に生息。
非繁殖期は小群を形成。
食性は雑食。昆虫類やクモ類、植物の種子や果実を採食。主に地面での採食行動。
藪や低木内に枯草を用いた碗状の巣を作り営巣。
ホオジロの声を濁らせた感じの声「チョッチィ、チチュ、チュチョリリ」などとさえずる。
地鳴きも「ヂッ、ヂッ」の濁った1音。
【サイズ・形態】
全長15-16.5㎝ 翼開長_㎝。
側頭部には赤褐色の頬斑。
オス繁殖羽は頭部が灰色に白の縦斑が入る。
クチバシからひげ状の黒線が入り、胸部に黒と白のまだら斑の下に赤褐色の横帯が入る。
体上面(背から翼上面)は赤褐色に黒縦斑が入る。
尾羽は外側2枚は白。
脇腹と下尾筒は赤褐色、腹部は白。
クチバシは上は黒みがかった肉色、下は灰色がかった肉色。
脚は肉色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ホオアカ(Chestnut-eared Bunting)』
信州では夏鳥。
平野部では冬鳥ですよね。
ちょうど菜の花が咲くころに飛来してきます。
河川敷の菜の花畑でさえずる姿は信州の春の1シーンです。
霧ヶ峰などの高原の草地にも飛来してきます。
北海道では平地の草地で比較的普通に見ることが出来ます。
そんな春告のホオアカと、越冬地でのホオアカをご覧ください。
越冬期
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