【日本の野鳥#24-37-08】ホオアカ(Chestnut-eared Bunting) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

学名 Emberiza fucata

和名 ホオアカ

英名 Chestnut-eared Bunting

 

【分布】

中国北東部~南部、ヒマラヤ西部、シベリア南東部、モンゴル、日本(本州以北)で繁殖。

北方の個体はインドシナ半島北部~中国南部~朝鮮半島南部、日本に渡り越冬。

日本では、北海道の平地、本州の高原地域で亜種ホオアカが繁殖。冬期は低地や九州などの暖地に移動し越冬。

 

3亜種に分類。

◆Emberiza fucata fucata 基亜種ホオアカ

モンゴル山脈~満州~韓国、日本で繁殖。

 

◆Emberiza fucata kuatunensis

中国南部(江蘇州~広東省、雲南省南部)で繁殖。

 

◆Emberiza fucata arcuata

ヒマラヤ圏(パキスタン~バングラディシュ、雲南省北部で繁殖)

 

【生態】

平地~山地の草地、河川敷、農耕地に生息。

非繁殖期は小群を形成。

食性は雑食。昆虫類やクモ類、植物の種子や果実を採食。主に地面での採食行動。

藪や低木内に枯草を用いた碗状の巣を作り営巣。

ホオジロの声を濁らせた感じの声「チョッチィ、チチュ、チュチョリリ」などとさえずる。

地鳴きも「ヂッ、ヂッ」の濁った1音。

 

【サイズ・形態】

全長15-16.5㎝ 翼開長_㎝。

側頭部には赤褐色の頬斑。

オス繁殖羽は頭部が灰色に白の縦斑が入る。

クチバシからひげ状の黒線が入り、胸部に黒と白のまだら斑の下に赤褐色の横帯が入る。

体上面(背から翼上面)は赤褐色に黒縦斑が入る。

尾羽は外側2枚は白。

脇腹と下尾筒は赤褐色、腹部は白。

クチバシは上は黒みがかった肉色、下は灰色がかった肉色。

脚は肉色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ホオアカ(Chestnut-eared Bunting)』

信州では夏鳥。

平野部では冬鳥ですよね。

 

ちょうど菜の花が咲くころに飛来してきます。

河川敷の菜の花畑でさえずる姿は信州の春の1シーンです。

 

霧ヶ峰などの高原の草地にも飛来してきます。

 

北海道では平地の草地で比較的普通に見ることが出来ます。

 

そんな春告のホオアカと、越冬地でのホオアカをご覧ください。

 

 

越冬期

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。