【日本の野鳥#24-37-04】ホオジロ(Meadow Bunting) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属

学名 Emberiza cioides

和名 ホオジロ

英名 Meadow Bunting

 

【分布】

シベリア南部、中国東部、沿海州、朝鮮半島、日本など東アジアに広く分布。

日本では屋久島以北に留鳥および漂鳥として分布。

寒冷地の個体は冬期には暖地へ移動する。

 

5亜種に分類される。

◆Emberiza cioides cioides 基亜種モウコホオジロ

アルタイ山脈北西部~ロシアのザバイカリエ地方やモンゴル山脈にかけて分布。

 

◆Emberiza cioides ciopsis 亜種ホオジロ

千島列島南部と日本に分布。

 

◆Emberiza cioides tarbagataica 亜種ニシホオジロ

中央アジア山塊~モンゴル北部にかけて分布。

 

◆Emberiza cioides castaneiceps 亜種チョウセンホオジロ

朝鮮半島中部~南部、中国東部に分布。

 

◆Emberiza cioides weigoldi 亜種シベリアホオジロ

ロシアのザバイカリエ地方東部~満州~遼寧省~朝鮮半島北部に分布。

 

【生態】

開けた草地、荒地、農耕地などの開けた環境やその林縁、低木帯、藪に生息。

食性は雑食。植物の種子や実を採食。繁殖期は昆虫類を捕食。

低木や藪の中の枝や地上に枯草などを用いた碗状の巣を作り営巣。

カッコウの托卵対象。

さえずりは「一筆啓上仕候(いっぴつけいじょうつかましるそうろう)」「源平つつじ、白つつじ」などと聞きなしされる。

地鳴きは「チチッ」の2音。

 

【サイズ・形態】

全長17㎝ 翼開長24㎝。

全身が赤褐色。背に黒い縦斑が入る。

オス成鳥の顔は白と黒、眉斑と頬線が白。

襟が灰色。

メスは顔の黒が褐色。

全体的に淡い。

短い冠羽がある。

尾羽の外側2枚は白。飛翔時や尾羽を広げた際に目立つ。

クチバシは太く短い円錐形。

脚は肉色。

 

【その他】

千葉県の県の鳥に指定。

他にも、多数の自治体(市町村)の鳥に指定。

天童市・白河市・福岡市・阿蘇町など

 

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<ここから鳥の写真>

『ホオジロ(Meadow Bunting)』

冬の小鳥の鳥見は、アトリ科やホオジロ科を楽しむ機会が多いです。

その中でも、最も一般的な鳥が『ホオジロ』。

姿が見えない藪の中、他のホオジロ類との声の違いが明確。

ホオジロは「チチッ、チチッ」の2音。

他のホオジロ類は「チッ」という1音。

 

この違いで、ホオジロの他のホオジロ科がいるのか?

あたりをつけながら、鳥見します。

 

真冬以外、ホオジロのさえずりを耳にします。

木の梢や枝先などの目立つところで、「チョッピ、チリ―チョ、ピチュリーチュ―」と鳴いています。

秋にキノコ採りをしていても、耳にするので、雪が降るまで彼らは歌を歌うんでしょうね~

 

巣作りのメス

雛への餌運び

巣立ち雛

越冬期

 

続いて順番的には『イワバホオジロ』『ズアオホオジロ』と続きますが、未見のためにスキップします。

次回は、『シロハラホオジロ』になります。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。