【日本の野鳥#24-36-01】キヅタアメリカムシクイ(Myrtle Warbler) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目アメリカムシクイ科ハゴロモムシクイ属

学名 Dendroica coronata

和名 キヅタアメリカムシクイ

英名 Myrtle Warbler

 

【分布】

アラスカ北部、カナダ、アメリカ北部で繁殖。

アメリカ南東部、メキシコ~パナマ、西インド諸島~カリブ海の島嶼で越冬。

日本では極稀な迷鳥として記録がある。

 

【生態】

針葉樹林や広葉樹林の混合林に生息。

食性は雑食。昆虫類や植物の種子、ヤマモモなどの果実などを採食。

椀状の巣を作り営巣。

越冬期は小群を形成。

 

【サイズ・形態】

全長12㎝ 翼開長_㎝。

オス繁殖羽は頭部~体上面は青灰色。

頭頂部と脇腹、上尾筒は黄色。

下面は白に黒の縦斑が入る。

メスはオスにパターンは似るが体上面は茶色がかる。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『キヅタアメリカムシクイ(Myrtle Warbler)』

和名にも英名にも「ムシクイ、warbler」と付くので

いわゆるムシクイ科の近縁と思いがちですが、進化の系列的には近くないようです。

 

アメリカムシクイ科の鳥は種類も多く、様々な色合いや模様の素敵な鳥が多いグループです。

アメリカでWarblerというと、ムシクイ科ではなく、アメリカムシクイということになります。

 

そんなアメリカムシクイ科の鳥は、日本では本種と、ウィルソンアメリカムシクイの2種の記録があります。

本来の渡りのルートから外れているので、極東での記録はレアということになります。

 

日本初記録の2010年の鎌倉の個体と、テキサス州Houstonで撮影した写真をご覧ください。

 

越冬期のアメリカ南部では比較的普通種です。

訪問の際には、ちょっと探して日本的珍鳥を1種追加できますよ。

 

鎌倉の子

 

ヒューストンでの撮影

 

順番ではこの後、『ウィルソンアメリカムシクイ』『レンジャクノジコ』『キアオジ』と続きますが、未見の鳥のためスキップします。

次回は、『シラガホオジロ』になります。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。