【日本の野鳥#24-35-01】ツメナガホオジロ(Lapland Longspur) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ツメナガホオジロ科ツメナガホオジロ属

学名 Calcarius lapponicus

和名 ツメナガホオジロ

英名 Lapland Longspur

 

【分布】

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北極圏、亜寒帯で繁殖。

冬期はユーラシア大陸、北アメリカ大陸の中緯度地域に渡り越冬。

日本では冬鳥、または旅鳥として飛来。数は少ない。

 

◆Calcarius lapponicus lapponicus : 基亜種

カナダ北部~シベリア北部のベーリング海沿岸部で繁殖。

冬期はヨーロッパ北部、アメリカ中部で越冬。

 

◆Calcarius lapponicus kamtschaticus:

シベリア東部、カムチャッカ半島、コマンドルスキエ島(カムチャッカ半島東部沖)で繁殖。

冬期は日本などで越冬。

 

◆Calcarius lapponicus alascensis

アリューシャン諸島、プリビロフ諸島、アラスカ、カナダ西部で繁殖。

テキサス北部などで越冬。

 

【生態】

極地のツンドラ地帯で繁殖。

越冬地では、農耕地、海岸草地などに生息し、ヒバリの群れに混じっていることが多い。

食性は雑食。繁殖期は昆虫、越冬期は植物の種子などを採食。

地面に椀状の巣を作り営巣。

「キリッ」「キリリッ」という短く鋭い声で鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長16㎝ 翼開長_㎝。

雌雄異色。

オス繁殖羽は頭上部、耳羽、喉、胸が黒。

目の上から頸まで白線が入る。

体上面は淡茶褐色。

体下面は白に黒斑が混じる。

オス非繁殖羽は頭部や胸の黒が淡く、全体的に淡褐色。

頸部は明褐色。

メスはオスの非繁殖羽に似る。

クチバシは短く淡黄褐色。

脚は黒褐色、後趾の爪が長い。

 

【その他】

 

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<ここから鳥の写真>

『ツメナガホオジロ(Lapland Longspur)』

名前にホオジロと付きますが、ユキホオジロとともに、ホオジロ科の鳥ではなく

ツメナガホオジロ科の鳥になります。

 

ツンドラに生息しているように、越冬地の日本でも、地面で採食しています。

 

刈田などに生息していると地面に溶け込んでなかなか探すのが難しいのですが

その時は、飛び立った時の声が頼り。

カワラヒワの短く濁った鋭い感じの「キリッ」という声を拾って確認するのが大事なんですが、それも容易ではないんですよね~

 

刈られた稲の間に低姿勢でいるので、撮影もなかなかうまくいかずに・・・

 

北海道の雪原では、飛び去る姿しかまだ見たことがないので

次回は、そういったシチュエーションで撮影したいと願っています。

 

初めての出会いは、金沢のグランドでした。

めちゃくちゃ遠くてデジスコでした。

 

2回目は舳倉島の波止場で。

 

農耕地で。

やや夏羽の色が出始めた個体。

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。