スズメ目セキレイ科タヒバリ属
学名 Anthus cervinus
和名 ムネアカタヒバリ
英名 Red-throated Pipit
【分布】
ユーラシア大陸の北極圏のツンドラ地域、カムチャッカ半島、アラスカ北西部で繁殖。
アフリカ中部、南アジア、中国南部、東南アジアに渡り越冬。
日本では旅鳥として飛来、九州以南では少数が越冬。
東日本では少ない。
亜種はない。
【生態】
繁殖期はツンドラ地帯の草地や湿地に生息。
越冬地や中継地では、農耕地、草地、河原、海岸草地に生息。
食性は雑食。昆虫類やクモを捕食、草の種や実を採食する。
地鳴きが特徴的で「チィー」とメジロのような音質で鳴く。
湿原草地の地上に碗状の巣を作り営巣。
【サイズ・形態】
全長16㎝ 翼開長_㎝。
雌雄同色。
繁殖羽は頭部および胸部が赤橙色~橙褐色。
体上面は灰褐色で黒い縦斑が入る。
非繁殖羽は、頬は赤みがかる褐色なる以外、頭部と胸部は赤みが抜け、淡褐色になる。
頭上部には黒い縦斑が入る。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ムネアカタヒバリ(Red-throated Pipit)』
頭部の赤みの移り行く様を春の渡りの時期には楽しめます。
ですが、私はまだ、完熟個体を見たことがありません。
今までで一番の熟度は↓の個体。
繁殖羽に近い羽衣
こんな感じでシギの繁殖羽への移行の多様さと似た感じで
様々な羽衣を楽しめるのも本種の特徴と言えますね。
非繁殖羽
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。