【日本の野鳥#24-33-11】ビンズイ(Olive-backed Pipit) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目セキレイ科タヒバリ属

学名 Anthus hodgsoni

和名 ビンズイ

英名 Olive-backed Pipit

 

【分布】

パキスタン、インド北部、ネパール、中国、ロシア北東部、朝鮮半島、日本で繁殖。

冬期には南アジア、東南アジア、フィリピン諸島に渡り越冬。

日本では基亜種ビンズイが、漂鳥・夏鳥として四国以北の山地で繁殖。

冬は暖地へ移動。

 

2亜種に分類される。

Anthus hodgsoni hodgsoni  基亜種ビンズイ

ヒマラヤ圏、中国、日本などで繁殖。

東南アジアで越冬。


Anthus hodgsoni yunnanensis 亜種カラフトビンズイ

ユーラシア大陸北東部で繁殖。

インド、ミャンマー、フィリピンやボルネオで越冬。

 

【生態】

山地~亜高山帯の林や林縁、疎林の混在する草原にて生息。

非繁殖期は低地の松林や公園の下草の少ない林床に生息。

食性は雑食。繁殖期は昆虫類やクモなどを捕食、非繁殖期は種子などを採食。

草地や崖や土手などの窪みに草などで碗状の巣を作り営巣。

尾を上下に振りながら、ウォーキングで歩行。

ヒバリのような長いさえずりで鳴く。

「チッチッチィー ツィーツィツィツィ」などと長く鳴き、地鳴きのような声も交える。

地鳴きは「ヅィーッ」

 

【サイズ・形態】

全長15-16㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

繁殖羽は頭頂部~背、体上面は緑褐色(オリーブ褐色)。

体下面は白。脇や胸は黄色味を帯びる。

頭部と胸、背に暗褐色の斑。

頭側線は黒くはっきりしている。

眉斑は目先は淡褐色、後方は白。

過眼線は暗褐色。

耳羽の後ろに白い斑。

尾羽は長くはなく、最外側尾羽の外側は白。

クチバシは上は黒、下は肉色。

脚は肉色。後趾の爪はやや長い。

 

亜種カラフトビンズイは背や胸部の斑が淡く、全体的に黒さに欠ける。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ビンズイ(Olive-backed Pipit)』

名前の由来は、鳴き声と言われています。

ビン。。。は「ツィーツィツィ」がビーンと聞こえて

ズイ。。。は「ヅィー」

 

ビンビンヅィー♪

 

ビンズイ

になった。。。という感じでしょうか。

 

非繁殖期は、松林で林床が明るめの場所でよく見かけます。

繁殖地では、目立つ場所で鳴いています。

 

耳の後ろの白い斑が特徴で

林床を歩き回りながら餌を探している姿は

見つけやすい鳥なので、是非、冬~春は探して見られてはいかがでしょうか。

 

 

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。