【日本の野鳥#24-33-04】キセキレイ(Grey Wagtail) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目セキレイ科セキレイ属

学名 Motacilla cinerea

和名 キセキレイ

英名 Grey Wagtail

 

【分布】

ユーラシア大陸の温帯域、アフリカ北西部、中東部に分布。

日本では九州以北に留鳥または漂鳥として分布。

冬期は南下する個体がいる。

 

3亜種に分類

Motacilla cinerea cinerea  基亜種

カナリア諸島~ヨーロッパ、アフリカ北部、シベリア東部~日本で繁殖。

冬期は暖地やアフリカ東部、南アジア、東南アジアなど渡り越冬。

 

Motacilla cinerea schmitzi

マデイラ諸島(ポルトガル)に分布。

 

Motacilla cinerea patriciae

アゾレス諸島に分布。

 

【生態】

河川の中流域~渓流域の水辺を中心に生息。

冬期は市街地の水辺のある公園などに生息する個体もいる。

食性は動物食。昆虫売りやクモ類を捕食。

繁殖期は縄張り意識が強く、カーブミラーや車のドアミラーなどに写る自分の姿にモビングすることがある。

人家の軒下、崖の窪み、茂みの中に枯れ草を使った皿状の巣を作り営巣。

尾羽を上下に振る行動が特徴的。

地鳴きは「チチン、チチン」。

さえずりは目立つ木の梢やアンテナなどで複雑な声で囀る。

 

【サイズ・形態】

全長20㎝ 翼開長_㎝。

雌雄異色。

オスの体上面は、頭部から背にかけて濃いめ灰色。

眉斑・顎線は白。喉が黒。

翼上面は黒、風切羽の羽縁は白。

尾羽上面は黒、外側は白。

尾羽下面は白。

体下面は黄色。

 

メスは体下面の黄色は淡い。

喉の黒がわずかか目立たない。

 

クチバシは黒、脚は肉色。

 

非繁殖羽は全体的に淡くなる

喉の黒も薄くなるかなくなる。

 

【その他】

 

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<ここから鳥の写真>

『キセキレイ(Grey Wagtail)』

川沿いの林道を走っていると、「チチン♪」と飛び立つ黄色の鳥。

車の行き先を案内するように、林道を走行方向に波形状の飛び方をして舞い下ります。

そして、近寄るとまた「チチン♪」とひと鳴きして、「チチンチチン」と鳴きながら舞い下りて。

それを繰り返します。

 

横に避ければいいのに‼(^^)

 

ですが、すごくかわいいな~とも思うんですよね~

不器用というか、逃げ方を知らないというかw

 

話は変わりますが、学生時代(37年前)、大きな猛禽を見に行った時に宿泊した部屋から軒下が真横に見えて、そこに出入りするキセキレイを観察したことを思い出します。

1年生の有志だけで宿泊した宿、朝から大雨。

出るに出られず・・・

窓から見える黄色い鳥。

その時は、初めて見た鳥。

こんなカナリアみたいにきれいな鳥がいるんだ。

始めたばかりの鳥見、その鳥の魅力に、魔力に、引き込まれたきっかけの1シーン。

そんな思い出になる鳥なんですよね~

↓これはメス個体

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。