【日本の野鳥#24-30-55】オオルリ(Blue-and-White Flycatcher) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科オオルリ属

学名 Cyanoptila cyanomelana

和名 オオルリ

英名 Blue-and-White Flycatcher

 

【分布】

日本、朝鮮半島、中国北東部、シベリア南東部で繁殖。

インドシナ半島、スマトラ島、ボルネオ島、フィリピン南部などで越冬。

日本では、九州以北に全国的に夏鳥として山地に飛来。

春秋の渡りの季節には、平地や都市部の公園に飛来。

 

【生態】

低山から亜高山帯までの山地と渓流沿いの森林に生息。

食性は動物食傾向の雑食。昆虫類やクモ類などを捕食、ミズキやアカメガシワなど木の実なども採食する。

渓流沿いの岩壁や急斜面の土壁の窪みなどに苔を用いて巣を作り、営巣。

オスは木の梢や枝で囀る。

さえずりは「ピリリー ポピリー ピピー ジジ」と鳴く。

ジュウイチの托卵対象。

 

【サイズ・形態】

全長16-16.5㎝ 翼開長27㎝。

雌雄異色。

オスの体上面(頭~背、翼上面、尾の上面)は光沢のある青。

尾の基部に両脇に白斑。

体下面は、顔~喉から胸は黒、腹部から下尾筒は白。

クチバシは黒、脚は黒灰色。

メスは体上面は茶褐色。

体下面は汚白色。

 

オス若鳥は頭部から喉、頸部(後頚部まで)はメスと同じ茶褐色。

背と尾上面、翼上面は青。

 

【その他】

ウグイス、コマドリとともに「日本三鳴鳥」の一種。

 

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<ここから鳥の写真>

『オオルリ(Blue-and-White Flycatcher)』

初夏の頃、信州では渓流沿いの林を歩くとオオルリの声をよく耳にします。

スギやカラ松のてっぺんで鳴いていたり、張り出した枝で鳴いていたりする姿を目にします。

 

オスの青は、日が差すと、金属光沢でコバルト色に輝いて美しく、声だけで鳴く姿も一級品の鳥です。

 

毎年、春になると、オオルリの声を聴いて、嬉しくなります。

 

日本を、極東を代表するBeautiful Birdをご覧ください。

 

 

オス若

巣立ち直後

 

メス

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。