【日本の野鳥#24-30-47】コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科サメビタキ属

学名 Muscicapa dauurica

和名 コサメビタキ

英名 Asian Brown Flycatcher

 

【分布】

ヒマラヤ山脈圏~中国北東部~朝鮮半島~シベリア南部、日本にて繁殖。

冬期は、ユーラシア大陸南部、インドネシア、フィリピンなどに南下し越冬。

日本では基亜種コサメビタキが九州以北の山地に夏鳥として飛来。

渡りの季節は全国的に平地の都市公園などでも見ることが出来る。

3亜種に分類される。

◆M. d. dauurica 基亜種


◆M. d. poonensis
 

◆M. d. siamensis

 

【生態】

平地から低山、山地にかけての落葉広葉樹林に生息。

繁殖期はペアで行動をする。

群れは作らない。

食性は動物食傾向の雑食。飛翔昆虫類を主に採食。ミズキなどの木の実も採食する。

水平な枝にコケ類をクモの糸を用いて、皿状の巣を作り営巣。

 

【サイズ・形態】

全長13㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

体上面は灰褐色。

体下面は白。体側面はやや褐色を帯びる。

風切羽は、尾羽の半分より短い。

尾は体上面よりも暗色、尾の下面は白。

下尾筒は白。

明瞭な白いアイリング。

目先は全体的に白。

クチバシは幅が広めで長く、上は黒、下は基部が黄色で面積は広い。

脚は黒褐色。

 

【その他】

※コサメビタキ、エゾビタキ、サメビタキの下から見たクチバシ比較。
コサメ:幅広の二等辺三角形。下クチバシの基部の黄色の面積が広い。
エゾビ:幅が狭いシャープな二等辺三角形。クチバシ基部の黄色は狭い。
サメビ:3種の中で一番短い。正三角形に近い二等辺三角形。基部の黄色は目立つがコサメより狭い。

 

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<ここから鳥の写真>

『コサメビタキ(Asian Brown Flycatcher)』

国内で比較的早めの春先に飛来してきます。

信州の高原では最も普通に見ることが出来るヒタキ科の夏鳥と言えます。

飛来当初は、オス個体が縄張りを主張する声を出すことがよくあります。

争いを始めると、可愛らしい顔が非常に厳しい表情に変わるんですよね。

 

営巣は水平な枝にほぼすっぴんで、コケで覆われて保護色になっているとはいえ、目立つ位置で行います。

その写真もご覧ください。

 

また、冬期に東南アジアに行くと、よく目にする鳥でもあります。

海外探鳥で、なじみのある鳥に出会えると、少しうれしいのですが、コサメビタキに関しては、ごめんなさいなのですが、「また、Asian Brown・・・」とため息交じり。

 

旅の記録的に数枚撮影するだけで、ほとんどレンズを向けることがないんですよね~

 

そpれでも、行く先々の記念写真は各国で揃っています。

数か国での撮影分を貼っておきますね。

縄張り争い中

 

タイ南部(クラビ)

 

ベトナム(Catien)

 

マレーシア(Panti)

 

タイ(KKC)

 

順番では「ミヤマビタキ」「マダラヒタキ」ですが、未見のためスキップします。

次は「マミジロキビタキ」になります。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。