スズメ目ヒタキ科サバクヒタキ属
学名 Oenanthe deserti
和名 サバクヒタキ
英名 Desert Wheatear
【分布】
アフリカ北西部、北部、アラビア半島北部、パキスタン、中央アジア、チベット、モンゴルで繁殖。
冬期は、アラビア半島、アフリカ東部、インドに南下し越冬。
日本では、稀な旅鳥、冬鳥として渡来。
4亜種に分類される。
◆Oenanthe deserti deserti 基亜種
地中海沿岸地方東部に分布。
◆Oenanthe deserti atrogularis
ロシア南西部、イラン、アフガニスタン、モンゴルに分布。
◆Oenanthe deserti homochroa
サハラ砂漠西部~エジプト西部に分布。
◆Oenanthe deserti oreophila
中国西部、カシミール地方、チベット、パキスタンに分布。
【生態】
半砂漠地帯の乾燥した山地、荒れ地に生息。
日本では埋立地、農耕地、河川敷などで確認される。
食性は動物食の強い雑食。昆虫類やクモ類や種子を採食。
岩の間や齧歯類の古巣などに椀状の巣を作り、営巣。
【サイズ・形態】
全長14.5㎝ 翼開長_㎝。
オス繁殖羽は頭頂部~背は灰褐色。
喉~頬~耳羽は黒。
頭頂部と頬の黒の間が白い帯状になる。
胸および腹部は淡色。翼上面は黒。
メスは顔~背が灰褐色。
腰~上尾筒は白。
尾羽は他の3種に比べ短めで先端から幅広く黒。
クチバシと脚は黒。
【その他】
日本で記録のあるサバクヒタキ類の4種は尾羽の先端が黒。
ハシグロヒタキとセグロサバクヒタキは先端の黒色バンドの幅が狭く、逆T字型。
サバクヒタキとイナバヒタキは幅が広いが、違いはサバクヒタキが全体的に幅が広く、
それに対し、イナバヒタキは逆T字型。
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<ここから鳥の写真>
『サバクヒタキ』
国内で2回出会えました。
初めての出会いは、千葉県の農耕地。
2度目は新潟の農耕地。
海外ではUAEの「本場の砂漠」で‼
正に砂漠のヒタキ‼
英名Desert Wheatearも学名Oenanthe desertiも「砂漠」です。
品のあるつや消し感のある素敵な羽衣の色合いです。
砂地の色に溶け込むためにそういった感じの色になっているのでしょうね。
千葉県にて
新潟県にて
強い北風にあおられていました。
UAEにて(全部別個体)
メス(多分サバクヒタキ出会っているはず)
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。














