スズメ目ヒタキ科ノビタキ属
学名 Saxicola caprata
和名 クロノビタキ
英名 Pied BushChat
【分布】
南西アジア、西アジア、中央アジア、インド、スリランカ、東南アジアおよびその島嶼、フィリピン諸島、小スンダ列島、大スンダ列島、スラウェシ島、ニューギニア島に分布。
冬期は南方に渡る亜種もいる。
日本では珍鳥(ごく稀な旅鳥)として記録がある。
16亜種に分類
◆Saxicola caprata caprata 基亜種
フィリピンのルソン島に分布。
◆Saxicola caprata rossorum
イラン北東部、カザフスタン中南部、アフガニスタン南部、パキスタン南部で繁殖。
アジア南西部、中東で越冬。
◆Saxicola caprata bicolor
イラン南西部、アフガニスタン、パキスタン、インド北東部で繁殖。
インド中部~南部で越冬。
◆Saxicola caprata burmanicus
インド東部~ミャンマー、中国南部、タイ、インドシナ半島に分布。
◆Saxicola caprata nilgiriensis
インド西部に分布。
◆Saxicola caprata atratus
スリランカに分布。
◆Saxicola caprata randi
フィリピン中央部(パナイ島、ネグロス島、セブ島、ボホール島、シキホル島に分布)
◆Saxicola caprata anderseni
フィリピンのレイテ島、ミンダナオ島に分布。
◆Saxicola caprata fruticola
ジャワ島東部~フローレス諸島、アロール諸島にかけて分布。
◆Saxicola caprata francki
スンバ諸島に分布。
◆Saxicola caprata pyrrhonotus
小スンダ諸島東部に分布。
◆Saxicola caprata albonotatus
スラウェシ島(北部を除く)とスラヤール島に分布。
◆Saxicola caprata cognatus
ババル島に分布。
◆Saxicola caprata belensis
ニューギニア島中西部に分布。
◆Saxicola caprata aethiops
ニューギニア島北部とビスマルク群島に分布。
◆Saxicola caprata wahgiensis
ニューギニア島東部、中東部に分布。
【生態】
灌木帯、低木帯、草地に生息。
食性は動物食。昆虫類やクモなどを捕食。
亜種により冬期は渡りを行う。
カッコウの托卵対象。
【サイズ・形態】
全長13㎝ 翼開長_㎝。
オス成鳥は全身が黒く、上尾筒、下腹部は白、翼上面に白い斑が入る。
メスは暗褐色でやや縞が入る。
クチバシと脚は黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『クロノビタキ(Pied Bush Chat)』
日本では珍鳥で、いまだに国内では見たことがありません。
いつか離島で見てみたいですね。
出会ったのは、2カ所。
タイ北部にて。
こちらが初見でした。
もう一つは、
フィリピンのミンダナオ島にて。
これが基亜種になるのかな?
それにしても・・・背面の写真がない・・・
翼上面の白いパッチが写っていないのです・・・( ̄▽ ̄;)
タイ北部にて
メス
ミンダナオ島にて
雨のパイナップル畑にて
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。



