【日本の野鳥#24-30-36】クロノビタキ(Pied Bush Chat) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ノビタキ属

学名 Saxicola caprata

和名 クロノビタキ

英名 Pied BushChat

 

【分布】

南西アジア、西アジア、中央アジア、インド、スリランカ、東南アジアおよびその島嶼、フィリピン諸島、小スンダ列島、大スンダ列島、スラウェシ島、ニューギニア島に分布。

冬期は南方に渡る亜種もいる。

 

日本では珍鳥(ごく稀な旅鳥)として記録がある。

 

16亜種に分類

Saxicola caprata caprata 基亜種

フィリピンのルソン島に分布。


◆Saxicola caprata rossorum 

イラン北東部、カザフスタン中南部、アフガニスタン南部、パキスタン南部で繁殖。

アジア南西部、中東で越冬。


◆Saxicola caprata bicolor 

イラン南西部、アフガニスタン、パキスタン、インド北東部で繁殖。

インド中部~南部で越冬。

 

◆Saxicola caprata burmanicus 

インド東部~ミャンマー、中国南部、タイ、インドシナ半島に分布。


◆Saxicola caprata nilgiriensis 

インド西部に分布。


Saxicola caprata atratus 

スリランカに分布。

Saxicola caprata randi 

フィリピン中央部(パナイ島、ネグロス島、セブ島、ボホール島、シキホル島に分布)

 

Saxicola caprata anderseni 

フィリピンのレイテ島、ミンダナオ島に分布。

 

Saxicola caprata fruticola 

ジャワ島東部~フローレス諸島、アロール諸島にかけて分布。


Saxicola caprata francki 

スンバ諸島に分布。


Saxicola caprata pyrrhonotus 

小スンダ諸島東部に分布。


Saxicola caprata albonotatus 

スラウェシ島(北部を除く)とスラヤール島に分布。

 

Saxicola caprata cognatus

ババル島に分布。


Saxicola caprata belensis 

ニューギニア島中西部に分布。


Saxicola caprata aethiops 

ニューギニア島北部とビスマルク群島に分布。


Saxicola caprata wahgiensis 

ニューギニア島東部、中東部に分布。

 

【生態】

灌木帯、低木帯、草地に生息。

食性は動物食。昆虫類やクモなどを捕食。

亜種により冬期は渡りを行う。

カッコウの托卵対象。

 

【サイズ・形態】

全長13㎝ 翼開長_㎝。

オス成鳥は全身が黒く、上尾筒、下腹部は白、翼上面に白い斑が入る。

メスは暗褐色でやや縞が入る。

クチバシと脚は黒。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『クロノビタキ(Pied Bush Chat)』

日本では珍鳥で、いまだに国内では見たことがありません。

いつか離島で見てみたいですね。

 

出会ったのは、2カ所。

タイ北部にて。

こちらが初見でした。


もう一つは、

フィリピンのミンダナオ島にて。

これが基亜種になるのかな?

 

それにしても・・・背面の写真がない・・・

翼上面の白いパッチが写っていないのです・・・( ̄▽ ̄;)

 

タイ北部にて

 

メス

 

ミンダナオ島にて

雨のパイナップル畑にて

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。