【日本の野鳥#24-30-35】ノビタキ | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ノビタキ属

学名 Saxicola stejnegeri

和名 ノビタキ

英名 Siberian Stonechat

 

【分布】

シベリア~樺太、東アジア北部にて繁殖。

冬期は中国南部からインドシナ半島へ渡り越冬。

日本では夏鳥として北海道、本州中部以北、九州に飛来。

渡りの季節には全国的に見られる。

南西諸島では少数が越冬。

 

【生態】

北海道では平地の草原、本州や九州では高原の草地に生息。

渡りの季節には平地の田んぼや農耕地、河川敷、海岸草地、牧草地などに生息。

草や杭、灌木などに止まっては移動を繰り返して餌を探す。

食性は動物食、昆虫類、クモ類などを捕食。

草地の窪みや石の下の窪みなどに枯れ葉や茎、根を用いて椀状の巣を作り営巣。

さえずりは「ヒヒョロリヒー、チュピーチョ」と細い声で鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長13㎝ 翼開長_㎝。

雌雄異色。

成鳥オスの繁殖羽は、頭部・喉、背、翼上面が黒。翼に白斑が入る。

頸の両端と腹部は白。

胸上部は橙色。

上尾筒は白。

成鳥メスの繁殖羽は、体上面が黄褐色、体下面は淡橙褐色。腹部はやや白みを帯びる。

上尾筒は淡い橙色。翼の白斑はオスよりも小さく目立たない。

非繁殖羽は雌雄ともに全身が橙黄色、オスは頭部や喉が黒褐色。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ノビタキ(Siberian Stonechat)』

野のヒタキ

正にその名の通り、草原に生息するヒタキです。

やや背の高い草や花の上部や杭や、枝、稲穂など目立つ場所に止まることが多いので、目にする機会の多い鳥です。

 

信州では、八ヶ岳山麓の高原や志賀高原など、標高の高い高原にて繁殖しています。

春秋の渡りの季節には、里でも普通に見ることもできます。

 

北海道に行くと、平地なら、住宅街に隣接する丈の高めの草のある場所でも生息しています。

夏の北の大地を代表する鳥と言えます。

 

細め澄んださえずりが草原の風に乗って耳に届くと

涼しげな印象を与えてくれます。

 

渡りの頃は、菜の花ノビ、コスノビ、蕎麦ノビ、ヒガンバナノビなど花に絡めて撮影するシーンが人気です。

それをキレイに撮りたいところですが、

止まる場所が、絵になる場所ばかりではなくて(^^;)

 

ネギだったり、キャベツだったり、人工物だったりと・・・

そんなシーンとともに、そこそこいい感じの写真も載せておきますね。

メス

春の渡りの羽衣

秋の渡りの羽衣

 

絵になる?感じ

巣立ち雛

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。