スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属
学名 Tarsiger cyanurus
和名 ルリビタキ
英名 Red-flanked Bluetail
【分布】
ユーラシア大陸の亜寒帯、ヒマラヤ山脈で繁殖。
冬期はユーラシア大陸南部や朝鮮半島、台湾、日本(西日本など)に南下し越冬。
日本では、基亜種ルリビタキが本州中部以北、四国の亜高山帯で繁殖し、冬期は暖地に移動し越冬。
2亜種に分類
◆Tarsiger cyanurus cyanurus 基亜種ルリビタキ
ユーラシアの亜寒帯にて繁殖。
◆Tarsiger cyanurus rufilatus
ヒマラヤ山脈に手繁殖。
【生態】
繁殖期は針葉樹の混じる比較的くらい森林を好み生息。冬期は平地・低山地の林縁部や都市公園などで生息。
群れを形成せず、単独・つがいで生活。
食性は雑食。昆虫類、クモ類、環形動物、多足類などを捕食、果実や木の実も採食する。
繁殖期も冬期も、つがいや個体の縄張り意識が強い。
針葉樹林の地表に枯れ葉や苔を敷き詰め、碗状の巣を作り営巣。
繁殖期には高く澄んだややゆったりしたリズムの「チョリチョリチョリチョリ」とさえずる。
地鳴きはジョウビタキに似た「ヒッ,ヒッ,ヒッ・・・」「カカッ」だがやや弱い感じ。
ジュウイチの托卵対象。
【サイズ・形態】
全長14.5㎝ 翼開長_㎝。
雌雄異色。
オスの成鳥は体上面は光沢のある青。完全に青くなるには2年かかる。
体下面は白。体側面は橙色。尾上面は青。
上クチバシ基部から目元にかけて短めの白い斑。
メス・幼鳥は体上面は緑を帯びた褐色。体側面は橙色。尾上面は薄い青。
オスの2年目未満の若鳥は翼上面に青みを帯び、尾の青、体側面の橙色もメスより強い。
クチバシと脚は黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ルリビタキ(Red-flanked Bluetail)』
信州では亜高山帯の夏鳥のイメージです。
平野部にお住まいの方にとっては、冬鳥のイメージではないでしょうか?
聞きなれた声も、夏鳥のイメージの方は、涼しげな「チョリチョリチョリチョリ」
冬鳥の人は、ジョウビタキ調の地鳴きのイメージですよね。
日本の幸せの青い鳥
オオルリ、コルリ、とともに並ぶルリビタキ
オレンジが入ることで、また美しさの印象が違いますが
品のある青い鳥は日本人好みの色彩ですね。
オス
メス
若いオス
さえずっていました。
オレンジも尾の青も強め
順番的には「セアカジョウビタキ」「クロジョウビタキ」「シロビタイジョウビタキ」と続きますが、未見なのでスキップします。
次回は、「ジョウビタキ」になります。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。











