【日本の野鳥#24-30-29】ルリビタキ(Red-flanked Bluetail) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属

学名 Tarsiger cyanurus

和名 ルリビタキ

英名 Red-flanked Bluetail

 

【分布】

ユーラシア大陸の亜寒帯、ヒマラヤ山脈で繁殖。

冬期はユーラシア大陸南部や朝鮮半島、台湾、日本(西日本など)に南下し越冬。

日本では、基亜種ルリビタキが本州中部以北、四国の亜高山帯で繁殖し、冬期は暖地に移動し越冬。

 

2亜種に分類

Tarsiger cyanurus cyanurus 基亜種ルリビタキ

ユーラシアの亜寒帯にて繁殖。

 

Tarsiger cyanurus rufilatus

ヒマラヤ山脈に手繁殖。

 

【生態】

繁殖期は針葉樹の混じる比較的くらい森林を好み生息。冬期は平地・低山地の林縁部や都市公園などで生息。

群れを形成せず、単独・つがいで生活。

食性は雑食。昆虫類、クモ類、環形動物、多足類などを捕食、果実や木の実も採食する。

繁殖期も冬期も、つがいや個体の縄張り意識が強い。

針葉樹林の地表に枯れ葉や苔を敷き詰め、碗状の巣を作り営巣。

繁殖期には高く澄んだややゆったりしたリズムの「チョリチョリチョリチョリ」とさえずる。

地鳴きはジョウビタキに似た「ヒッ,ヒッ,ヒッ・・・」「カカッ」だがやや弱い感じ。

ジュウイチの托卵対象。

 

【サイズ・形態】

全長14.5㎝ 翼開長_㎝。

雌雄異色。

オスの成鳥は体上面は光沢のある青。完全に青くなるには2年かかる。

体下面は白。体側面は橙色。尾上面は青。

上クチバシ基部から目元にかけて短めの白い斑。

 

メス・幼鳥は体上面は緑を帯びた褐色。体側面は橙色。尾上面は薄い青。

オスの2年目未満の若鳥は翼上面に青みを帯び、尾の青、体側面の橙色もメスより強い。

クチバシと脚は黒。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ルリビタキ(Red-flanked Bluetail)』

信州では亜高山帯の夏鳥のイメージです。

平野部にお住まいの方にとっては、冬鳥のイメージではないでしょうか?

 

聞きなれた声も、夏鳥のイメージの方は、涼しげな「チョリチョリチョリチョリ」

冬鳥の人は、ジョウビタキ調の地鳴きのイメージですよね。

 

日本の幸せの青い鳥

オオルリ、コルリ、とともに並ぶルリビタキ

オレンジが入ることで、また美しさの印象が違いますが

品のある青い鳥は日本人好みの色彩ですね。

 

オス

メス

 

若いオス

さえずっていました。

オレンジも尾の青も強め

順番的には「セアカジョウビタキ」「クロジョウビタキ」「シロビタイジョウビタキ」と続きますが、未見なのでスキップします。

次回は、「ジョウビタキ」になります。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。