【日本の野鳥#24-30-16】ノハラツグミ(Fieldfare) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヒタキ科ツグミ属

学名 Turdus pilaris

和名 ノハラツグミ

英名 Fieldfare

 

【分布】

ヨーロッパ北部~シベリア中西部、バイカル湖付近で繁殖。

ロシア西部、ドイツ北部では留鳥。

ヨーロッパ中南部、イギリス、カスピ海西岸、トルコ、イランなどに渡り越冬。

日本では稀な迷鳥として記録がある。

 

【生態】

農耕地、草地、緑の多い都市公園など明るく開けた環境に生息。

食性は雑食。昆虫類や果実を採食。

他のツグミ属と同じように地上で採餌することが多い。

樹上の枝の股などに枯草などを使った碗状の巣を作り営巣。

 

【サイズ・形態】

全長26㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

頭部はスレート色。

眉斑は不明瞭で淡色。

体上面は濃茶褐色。

尾は黒褐色。

下面は白地に茶褐色の斑が入る。

喉と胸部には茶褐色の縦斑が入る。

クチバシは基部は黄色、先端になるにつれ茶が濃くなる。

脚は黒。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ノハラツグミ(Fieldfare)』

本種は非常に思い出のある鳥です。

大学時代に使用していた図鑑には、「迷鳥 1070年に長野県で記録」と記載されていて、こんな珍しい鳥が長野県で見つかったんだ・・・

Netがない時代ゆえに、情報も印刷物に頼るしかなく、情報網も固定電話の連絡網かFaxが一斉に送られるといった時代。

 

大学2年(まだ19歳w)の時だったと記憶していますが

多摩川にコミミズクを見に行って、その時に居合わせたベテラン鳥屋さんが

「すごく珍しい鳥が神奈川の伊勢原にいるよ」と教えてもらい、その翌日、日向薬師のバス停まで行ってしばらくの農耕地に、数名の鳥屋さん。

混ぜてもらって撮影したのが、本種、ノハラツグミでした。

 

そんな出会いの後、各地で発見されて、撮影する機会に再度、恵まれました。

 

色合いが素敵な和風の渋いツグミです。

料亭や旅館の女将の落ち着いた着物のような雰囲気・・・と思うのは私だけ?

 

そんな思い出深いノハラツグミをどうぞご覧ください。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。