スズメ目ヒタキ科トラツグミ属
学名 Zoothera sibirica
和名 マミジロ
英名 Siberian Thrush
【分布】
中国北東部、ロシア東部、日本で繁殖。
東南アジアで越冬。
日本では亜種マミジロが中部以北及び北海道の氷嚢の高い林に夏鳥として飛来。
それ以外の地域では渡りの季節に旅鳥として飛来。
2亜種に分類
◆Geokichla sibiricus davisoni 亜種マミジロ
樺太、千島列島南部、北海道、本州中部以北で繁殖。
◆Geokichla sibiricus sibiricus 基亜種
中国北東部、ロシア東部で繁殖。
【生態】
標高の高い樹林やタイガに生息。
食性は雑食。昆虫類や環形動物、陸生貝類、果実、木の実などを採食。
警戒心が強く、地面や地表で採餌することが多く、藪や密生した環境を好む。
樹上に枯れ葉や枝やコケを使った碗状の巣を作り営巣。
囀りは「キョロインツィー」と鳴く。
【サイズ・形態】
全長23.5㎝ 翼開長_㎝。
オスは全身が遠目には黒(青みを帯びた濃灰色)。
眉斑は白。
メスは緑褐色。下面は淡褐色。顔と下面に鱗状の斑がある。
眉斑は淡褐色。
オスメスともに、クチバシは黒。脚は黄色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『マミジロ(Siberian Thrush)』
6月の標高1000m。
ネマガリダケの季節が到来です。
藪漕ぎの装備に身を固めて、竹藪に潜ります。
竹藪の中で、聞こえてくる鳥の声は様々。
毎回ではないですが、時折、「キョロインツィー♪」のさえずりが耳に届きます。
いや~ この声を聴くと、ちょっと興奮しちゃいます。
その理由は、この鳥がシャイで警戒心が強く姿を見る機会が多くないから。
初めて見たのは、大学時代に尾瀬の燧岳の登山で、雷雨でビバークしているときに、目の前にひょこんと登場。
その後、戸隠では何度か出会っています。
志賀高原でも何度か。
タケノコのフィールドでも何度か。
目にしているのですが、撮影まではなかなか・・・
初めてカメラに収めたのが、舳倉島にてオスを。
この時カメラが不調で、ピンが来ない事件発生・・・証拠写真のみ(^^;)
その後、ベトナムで越冬個体のメスを撮影。
大阪城公園で渡りのオス個体に出会って、やっとオスも何とか形になりました。
次回はタケノコ採りの後の鳥見で
ロードサイドに餌とりに出てきてくれないかな~と期待しつつ
カメラを忍ばせてタケノコ採りに行きたいと思います(^^)
舳倉島にて
ベトナムにて
メス個体
大阪城にて
オス個体
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。











