【日本野鳥24-21-06】エゾセンニュウ(Gray's Grasshopper Warbler | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目センニュウ科センニュウ属

学名 Helopsaltes amnicola

和名 エゾセンニュウ

英名 Gray's Grasshopper Warbler

 

【分布】

日本、樺太、千島列島で繁殖。

フィリピンやニューギニアなどで越冬。

日本では北海道に夏鳥として飛来。

本州以南では旅鳥。南西諸島では少数が越冬。

 

【生態】

低地のヤナギなどの湿地林や河畔林、灌木帯の林縁に低木が混じった草地に生息。

かなりの先行性の高い鳥で、暗いところを好み、藪の中からなかなか出てこない。

囀り時も、目立つ場所に出ずに茂みや藪の中で鳴く。

和名の「センニュウ」の通り、藪や草の中に潜る生活をするので、漢字での表記は「仙入」ですが、「潜入」と表したい鳥です。

食性は動物食。昆虫類、クモなどを捕食。

囀りは夕刻から夜間、朝方に行う。

「てっぺんかけたか」という聞きなしのように、ホトトギスに似たリズムのさえずりで鳴く。

 

【サイズ・形態】

全長18㎝ 翼開長_㎝。

日本のセンニュウ類で最大種。

オオヨシキリ大の大きさ。

雌雄同色。

体上面はやや赤みを帯びた濃褐色。

体下面は褐色。

顔から喉は灰褐色。

眉斑は淡色。

 

【その他】

 

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<ここから鳥の写真>

『エゾセンニュウ(Gray's Grasshopper Warbler)』

初夏の北海道の草原や湿地帯、河川敷に行くと様々な野鳥の声を楽しむことが出来ます。
ノゴマ、コヨシキリ、ノビタキ、オオジュリン・・・その中でも難敵なのが「センニュウ類」です。

その中でも群を抜いて難しいのが本種。

 

大きな声で鳴くので、その存在は分かるのですが、声のする藪をじっと見ていても全く気配が分からなく、動いた時だけ、あ、そこにいたのね・・・

そんな感じで、動きが分かればいい方(^^)

 

ある植え込みの中で鳴いていたので、同行者と植え込みを挟んで探していました。

声もするのですが、全くわからない。。。

しばらくすると、声がしなくなって、待っていると、後ろの藪から「てっぺんかけたか♪」の声が・・・

 

???えっ???

そんなキツネにつままれた思いになったことは度々。

 

下の写真は、河川敷のオオイタドリが群生する灌木のそばで囀っていた個体を

オオイタドリの中に座り込んで、撮影したものです。

これでも、撮影出来て嬉しかった~ という思い出。

 

あ~~ピントが~

あ~~藪が~

目、目が~~

オオイタドリの葉っぱ越し~

一瞬、座っていた真上に‼

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。