スズメ目センニュウ科センニュウ属
学名 Helopsaltes amnicola
和名 エゾセンニュウ
英名 Gray's Grasshopper Warbler
【分布】
日本、樺太、千島列島で繁殖。
フィリピンやニューギニアなどで越冬。
日本では北海道に夏鳥として飛来。
本州以南では旅鳥。南西諸島では少数が越冬。
【生態】
低地のヤナギなどの湿地林や河畔林、灌木帯の林縁に低木が混じった草地に生息。
かなりの先行性の高い鳥で、暗いところを好み、藪の中からなかなか出てこない。
囀り時も、目立つ場所に出ずに茂みや藪の中で鳴く。
和名の「センニュウ」の通り、藪や草の中に潜る生活をするので、漢字での表記は「仙入」ですが、「潜入」と表したい鳥です。
食性は動物食。昆虫類、クモなどを捕食。
囀りは夕刻から夜間、朝方に行う。
「てっぺんかけたか」という聞きなしのように、ホトトギスに似たリズムのさえずりで鳴く。
【サイズ・形態】
全長18㎝ 翼開長_㎝。
日本のセンニュウ類で最大種。
オオヨシキリ大の大きさ。
雌雄同色。
体上面はやや赤みを帯びた濃褐色。
体下面は褐色。
顔から喉は灰褐色。
眉斑は淡色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『エゾセンニュウ(Gray's Grasshopper Warbler)』
初夏の北海道の草原や湿地帯、河川敷に行くと様々な野鳥の声を楽しむことが出来ます。
ノゴマ、コヨシキリ、ノビタキ、オオジュリン・・・その中でも難敵なのが「センニュウ類」です。
その中でも群を抜いて難しいのが本種。
大きな声で鳴くので、その存在は分かるのですが、声のする藪をじっと見ていても全く気配が分からなく、動いた時だけ、あ、そこにいたのね・・・
そんな感じで、動きが分かればいい方(^^)
ある植え込みの中で鳴いていたので、同行者と植え込みを挟んで探していました。
声もするのですが、全くわからない。。。
しばらくすると、声がしなくなって、待っていると、後ろの藪から「てっぺんかけたか♪」の声が・・・
???えっ???
そんなキツネにつままれた思いになったことは度々。
下の写真は、河川敷のオオイタドリが群生する灌木のそばで囀っていた個体を
オオイタドリの中に座り込んで、撮影したものです。
これでも、撮影出来て嬉しかった~ という思い出。
あ~~ピントが~
あ~~藪が~
目、目が~~
オオイタドリの葉っぱ越し~
一瞬、座っていた真上に‼
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。






