【日本の野鳥#17-137】ウミスズメ(Ancient Murrelet) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目ウミスズメ科ウミスズメ属

学名 Synthliboramphus antiquus

和名 ウミスズメ

英名 Ancient Murrelet

 

【分布】

ユーラシア大陸東岸からアリューシャン列島・千島列島・北アメリカ大陸北西部にかけて繁殖。

非繁殖期は、南方へ渡り越冬。

日本では、天売島で繁殖。過去に三陸沖の島々でも記録はある。

多くは冬鳥として北海道から九州の沿岸部に渡来。

 

2亜種に分類。

S. a. antiquus –アジア北東部からアリューシャン列島・アラスカ、カナダ西部にかけて生息。
S. a. microrhynchos -ロシア東部のコマンドル諸島に生息。

 

【生態】

海洋に生息。

繁殖期には、木の根元、地面に空いた穴、倒木や切株、岩の下や隙間で営巣。

雛は孵化後2~3日で海上に出て給餌を受ける。

非繁殖期は、10羽ほどの小群で行動。

食性は動物食。潜水して魚類や甲殻類を捕食する。

水深40mほど潜水する。

 

【サイズ・形態】

全長24-26.5 翼開長43‐48㎝。

雌雄同色。

成鳥夏羽は、頭部~頸部後方、喉は黒。

目の後ろに白い飾り羽がある。

頸の側部から腹部は白。

体上面は灰黒色。

下雨覆は白。

クチバシはピンクで基部は黒。

非繁殖羽は、眼の後方の白飾り羽はなくなり、喉も淡く灰色から白になる。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ウミスズメ(Ancient Murrelet)』

名前にスズメと入りますが、全く別の鳥です。

海にいるスズメのようなサイズの鳥。と言っても実際はスズメよりも大きいですが・・・

 

そして、ホオジロの地鳴きのような「チッ チッ チッ・・・」と甲高い声で鳴きます。

 

この声もスズメっぽいのかな?

 

まあ、実際の姿は、スズメには似ても似つかず、

いうなればペンギン似。

 

そんな姿をご覧ください。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。