チドリ目ウミスズメ科属
学名 Uria lomvia
和名 ハシブトウミガラス
英名 Thick-billed Murre or Brünnich's Guillemot
【分布】
北極海と北太平洋、北大西洋の高緯度に広く分布。
近似種のウミガラスよりも北で生息。
繁殖地は分布域の各地に点在。
日本では、冬鳥として北日本の海上に飛来。
【生態】
岩の多い島や崖の上に集団でコロニーを形成して繁殖。
繁殖地では賑やかに鳴くが、海上では声を発することが少ない。
繁殖期以外は、陸に上がることは少なく、海上で生活。
食性は動物食。
潜水をして、魚類、軟体動物、甲殻類などを捕食。
深度100m以上までも潜水。
短い太い翼は、飛ぶことよりも潜水することへの進化。
【サイズ・形態】
全長40-48㎝ 翼開長64‐81㎝。
成鳥夏羽は、頭部、喉、頸部から背面、翼上面、尾は黒。胸から下面は白。白色部が前頸に喉に向けて入る。
クチバシは黒、上クチバシ基部から篏合部に白い線が入る。
冬羽でも頭部は黒。ウミガラスは頭頂部を覗いて白。
翼下面は、下雨覆が白。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『ハシブトウミガラス(Thick-billed Murre)』
北日本の海上で出会えるウミスズメの1種。
あたりの年であれば、北日本の航路のフェリーからでも観察することが出来ます。
日本で観察できるウミスズメの類の中では、大型の部類。
白黒のツートンカラーはパトカーの様です。
まだ、小舟では見たことがなく、航路での観察しかしたことがありませんし、
近似種のウミスズメとの1カットでの比較写真も撮ったことがありません。
それは、頑張って撮影したいシーンなんですがね~ ウミスズメ類がわっしゃーと入った冬は、是非とも挑戦したいものですね。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。