チドリ目カモメ科アジサシ属
学名 Sterna dougallii
和名 ベニアジサシ
英名 Roseate Tern
【分布】
イギリス、デンマークやアフリカ、インド洋の島、中国南岸、フィリピンから東南アジア、ニューギニア、オーストラリア、北アメリカ東岸、カリブ海の島などで繁殖。
非繁殖期はそれら周辺の海域に生息。
北方繁殖個体は南へ渡る。
日本では、奄美群島、沖縄諸島、有明海の三池島などで繁殖。
それ以外の地域では、迷鳥もしくは稀な旅鳥。九十九里など比較的観察例の多い場所もある。
【生態】
海岸、浜辺、河口、干潟、埋め立て地、海洋上に生息。
島嶼や岩礁にコロニーを形成して繁殖。
繁殖地への人の侵入を嫌う傾向が強く、コロニーを放棄する習性を持つ。
食性は動物食。魚類、軟体動物、甲殻類、昆虫、動物プランクトンなどを空中からダイブして捕食。
水浴びは河口部の淡水域で行うことが多い。
【サイズ・形態】
全長33㎝ 翼開長67‐76㎝。
雌雄同色。
成長の夏羽は、頭上部は黒。背面および翼上面は淡い青灰色。
上尾筒と尾は白、尾は長く細い。静止時は風切羽の端をはるかに超える。
顔、頬、体下面、翼下面は白にほんのりと紅色が帯びる。
クチバシは赤、先端部が黒。非繁殖期は黒。
脚は赤。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『ベニアジサシ(Roseate)』
あまり相性が良く無いアジサシなんです。
観察記録を振り返っても、まだ、数回程度の出会いです。
腹部のほんのりピンクがかった色合いは、他の鳥にはない色合いで
そのほのかさがまた素晴らしいんです。
かなり古い写真・・・千葉の飯岡海岸にて
また、白く長い尾が、空にすごく映えます。
宮古島の空を舞う姿を思い出して、再訪したくなりました。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。