チドリ目カモメ科アジサシ属
学名 Sterna fuscata
和名 セグロアジサシ
英名 Sooty Tern
【分布】
大西洋、インド洋、太平洋の熱帯および亜熱帯、オーストラリア北岸の島嶼および礁などで繁殖。
非繁殖期では、その海域の外洋に生息。
日本では夏鳥として、小笠原諸島、南鳥島。沖縄の仲御神島などで繁殖。
本土には台風の影響による迷鳥として記録がある。
【生態】
非繁殖期は外洋で過ごす。飛翔能力が高い。
水面に降りたり、ダイビングすることは少ない。
食性は動物食。魚類、軟体動物などを捕食、水面近くで拾い上げるように採餌。
繁殖地では、草地、砂地にコロニーを形成。他のアジサシ類も混じったコロニーになることもある。
【サイズ・形態】
全長45㎝ 翼開長94㎝。
雌雄同色。
額・頸、腹部、下尾筒は白。
体上面・翼上面、尾の上面は濃い黒褐色。
尾の下面、翼下面は白。初列~三列風切羽の下面は淡い灰褐色。
クチバシ、脚は黒。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『セグロアジサシ(Sooty Tern)』
私の主観ですが、アジサシの中で一番かっこいいのが本種。
翼も細く長く、顔つきもきりっとした雰囲気があり、
かつモノトーンの美しさは秀逸です。
姿/色ともに魅力にあふれています。
アジサシ類の青い空と海、白い砂との相性は本当に抜群に美しいですね。
国内では、はるか遠くにを飛ぶ姿しか見たことがないのですが
Cairnsの沖合のミコマスケイでは、その美しさを堪能しました。
そんな姿をご覧ください。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。