チドリ目カモメ科アジサシ属
学名 Sterna aleutica
和名 コシジロアジサシ
英名 Aleutian Tern
【分布】
サハリン、カムチャッカ半島、アルーシャン列島、アラスカ沿岸部で繁殖。
マレー半島とボルネオ島の間の海域で越冬。他の越冬地はまだ未確認。
日本では、稀な旅鳥、迷鳥として記録がある。
【生態】
河川、海辺に生息。
コケや丈の短い草地にて営巣。キョクアジサシとともにコロニーを形成するが、敵の追い出しはキョクアジサシに任せるかたちで、本種は積極的に攻撃しないとされる。
食性は動物食。おもに小型の魚類を捕食。他に甲殻類、昆虫なども捕食。
【サイズ・形態】
全長32‐39㎝ 翼開長75-80㎝。
雌雄同色。
頭頂部から後頭部~後頚部にかけて黒。
過眼線も黒。
額、頬、喉は白。
体上面は灰色、下面は淡い明灰色。
上尾筒と尾は白。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『コシジロアジサシ(Aleutian Tern)』
まだ国内では見たことがないアジサシです。
私が見たのは、越冬地のシンガポール沖でした。
本種とヒメクロウミツバメを見るために船をチャーターしての鳥見。
その際に、マレーシアの海域に入ることになり、なんと、洋上で、入国申請(イミグレーション)を行うという初の体験を行いました。
パスポートを寄ってきたマレーシアの監視船の係員に釣り用のタモに入れて、渡して、再度戻るときに、無線で場所を知らせて返してもらう・・・そんな変わったイミグレーションを体験しました。
沖合に浮いている浮遊物の上に止まっていた本種を見つけて、撮影出来ました。
船の撮影に慣れていなかった時期で、出来はいまいちでしたが、いい距離で撮影することが出来ました。
次は、国内で是非出会いたいものです。
次はナンヨウマミジロアジサシですが、未見の鳥なのでパスします。
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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。