【日本の野鳥#17-115】コシジロアジサシ(Aleutian Tern) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目カモメ科アジサシ属

学名 Sterna aleutica

和名 コシジロアジサシ

英名 Aleutian Tern

 

【分布】

サハリン、カムチャッカ半島、アルーシャン列島、アラスカ沿岸部で繁殖。

マレー半島とボルネオ島の間の海域で越冬。他の越冬地はまだ未確認。

日本では、稀な旅鳥、迷鳥として記録がある。

 

【生態】

河川、海辺に生息。

コケや丈の短い草地にて営巣。キョクアジサシとともにコロニーを形成するが、敵の追い出しはキョクアジサシに任せるかたちで、本種は積極的に攻撃しないとされる。

食性は動物食。おもに小型の魚類を捕食。他に甲殻類、昆虫なども捕食。

 

【サイズ・形態】

全長32‐39㎝ 翼開長75-80㎝。

雌雄同色。

頭頂部から後頭部~後頚部にかけて黒。

過眼線も黒。

額、頬、喉は白。

体上面は灰色、下面は淡い明灰色。

上尾筒と尾は白。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『コシジロアジサシ(Aleutian Tern)』

まだ国内では見たことがないアジサシです。

私が見たのは、越冬地のシンガポール沖でした。

 

本種とヒメクロウミツバメを見るために船をチャーターしての鳥見。

その際に、マレーシアの海域に入ることになり、なんと、洋上で、入国申請(イミグレーション)を行うという初の体験を行いました。

パスポートを寄ってきたマレーシアの監視船の係員に釣り用のタモに入れて、渡して、再度戻るときに、無線で場所を知らせて返してもらう・・・そんな変わったイミグレーションを体験しました。

 

沖合に浮いている浮遊物の上に止まっていた本種を見つけて、撮影出来ました。

船の撮影に慣れていなかった時期で、出来はいまいちでしたが、いい距離で撮影することが出来ました。

 

次は、国内で是非出会いたいものです。

 

次はナンヨウマミジロアジサシですが、未見の鳥なのでパスします。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。