【日本の野鳥#24-17-01】エナガ(Long-tailed Tit) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目エナガ科エナガ属
学名 Aegithalos caudatus
和名 エナガ
英名 Long-tailed Tit

【分布】
イギリス、ユーラシア大陸の中緯度(スカンジナビア半島・ヨーロッパ~中央アジア~東アジア~カムチャッカ半島)、日本に留鳥として分布。
日本では、九州以北~北海道に留鳥として分布。

九州以北~本州に亜種エナガ、亜種九州エナガ、亜種チョウセンエナガと北海道に亜種シマエナガが分布。

 

約20亜種ほどに分類。 

Aegithalos caudatus caudatus 【基亜種】
ヨーロッパ北部および東部からシベリアに分布。
 

Aegithalos caudatus japonicus 【亜種シマエナガ】

北海道に分布。

黒い過眼線がない、頭部全体が白い。

基亜種のシノニムという分類もある。


Aegithalos caudatus trivirgatus 【亜種エナガ】
本州、佐渡島、隠岐に分布


Aegithalos caudatus kiusiuensis【亜種キュウシュウエナガ】
四国、九州に分布
胸の黒斑が薄い。

 

Aegithalos caudatus magnus 【亜種チョウセンエナガ】
朝鮮半島、対馬、壱岐に分布

 

Aegithalos caudatus alpinus
アゼルバイジャン南東部、イラン北部、トルクメニスタン南西部に分布


Aegithalos caudatus aremoricus 
フランス西部に分布


Aegithalos caudatus europaeus 
フランス北東部・ドイツからイタリア北部・トルコに分布


Aegithalos caudatus irbii 
スペイン南部、ポルトガル、コルシカ島に分布


Aegithalos caudatus italiae 
イタリア中部および南部、スロベニア南西部に分布


Aegithalos caudatus macedonicus 
アルバニア・ギリシャから、ブルガリア・トルコ北西部に分布


Aegithalos caudatus major 
トルコ北東部、コーカサスに分布


Aegithalos caudatus passekii
イラン南西部、トルコ南東部に分布


Aegithalos caudatus rosaceus
ブリテン諸島に分布


Aegithalos caudatus siculus 
シチリア島に分布


Aegithalos caudatus taiti
フランス南部および南西部から、スペイン中部・ポルトガルに分布


Aegithalos caudatus tauricus
クリミア半島に分布


Aegithalos caudatus tephronotus
ギリシャ東部から、イラク北部・シリア・トルコ中部に分布


【生態】
平地から山地の林に生息。

樹木のある公園や街路樹などにも生息。

冬期は山地の個体は低地に下りることもある。

食性は雑食。昆虫類、クモ類を捕食。アブラムシを好む。果実、種子、木の実も食べる。

樹液や柿の実から垂れる汁を吸う。

非繁殖期にはシジュウカラ科、キツツキ科、メジロ、キバシリ、ゴジュウカラなどと混群を作る。
枝の股や幹の股に苔とクモの糸をまとめた袋状の巣を作り営巣。参座に羽毛を敷き詰めるので、繁殖初期には羽毛を咥えた姿を見かける。

「チーチー」「ジュリリ」「ツリュリュ」と鳴く。

【サイズ・形態】
全長13₋14㎝ 翼開長16㎝。

全長には尾の長さ(7.5㎝)を含むので、体は最も小さい鳥といえる。

羽毛は柔らかくふわふわして丸っこく感じる。

雌雄同色。

額~頭頂部は白。太い眉線は黒で背中まで届く。

背の両側に赤桃色の斑。肩羽、翼上面、尾は黒。

次列、三列風切外縁部は白。

目より下かた喉、胸~上腹部までは白。

脇腹、下腹部、下尾筒は赤桃色。

クチバシは黒、短い。

脚は黒。

瞼は黄色(黄色のアイシャドーのように見える)。

亜種シマエナガは、頭部全体が白。黒い眉線はない。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『エナガ(Long-tailed Tit)』
とにかく「萌え」る鳥です。

非常に可愛い。

 

亜種シマエナガでも可愛いのですが、亜種シマエナガに至っては、世界No1の可愛さと言っても過言ではない。
祖の可愛さゆえに写真集がバカ売れしたり。

ケーキやスイーツのデザインに採用されたり。

ここ数年、非常に人気が出ました。

 

昔から気付いていた我々Birderはそれを「今更?」と思ってみていましたが、多くの人に野鳥の可愛さを伝えてくれた功労者でもあります。

 

フォルムだけでなく、しぐさや動きもかわいいので、是非、本物をじっくりご覧になって見られてはいかがかな~と思う次第です。

 

ちなみに、大人気のシマエナガは、千歳市に「バードウォッチングカフェ」で、冬はエサ台によってきます。

暖かなものを室内で飲みながら、じっくりガラス越しですが見ることもできます。

回し者ではなりませんが、旅の途中で立ち寄られてみてはいかがでしょうか?

動くシマエナガをぜひ実際に見て、「萌え死にw」してみてください。

◆亜種エナガ

 

◆亜種シマエナガ
ちょっと多めに貼ってみました(^w^)


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。