【日本の野鳥#24-09-01】キクイタダキ(Goldcrest) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属
学名 Regulus regulus
和名 キクイタダキ
英名 Goldcrest

【分布】
ユーラシア大陸の高緯度から中緯度の地域に広く分布。
日本では、北海道と本州中部以北の標高の高い地域で繁殖。

本州中部以南では冬鳥として飛来。

14亜種に分類

Regulus regulus regulus 基亜種
イギリス・ヨーロッパからシベリア西部
Regulus regulus azoricus 
アゾレス諸島東部(São Miguel島)に分布。
Regulus regulus buturlini 
クリミア・小アジア・コーカサスにかけての地域に分布。
Regulus regulus coatsi 
シベリア中南部に分布。
Regulus regulus ellenthalerae
カナリア諸島(El Hierro島、La Palma島)に分布。
Regulus regulus himalayensis 
アフガニスタン東部からヒマラヤ山脈にかけてに分布。
Regulus regulus hyrcanus 
アゼルバイジャン南東部、イラン北部に分布。
Regulus regulus inermis 
アゾレス諸島中部および西部に分布。
R. r. japonensis Blakiston
中華人民共和国北東部、日本(本州以北)、朝鮮半島北部、アムール川流域に分布。
Regulus regulus sanctaemariae 
アゾレス諸島南西部(Santa Maria島)に分布。
Regulus regulus sikkimensis
ヒマラヤ山脈東部から中華人民共和国中北部にかけて分布。
Regulus regulus teneriffae
カナリア諸島(テネリフェ島、La Gomera島)に分布。
Regulus regulus tristis 
天山山脈に分布。
Regulus regulus yunnanensis 
中華人民共和国中南部、ミャンマー北東部に分布。


【生態】
亜高山帯の針葉樹林帯に生息。

秋や冬には暖地に移動する。

非繁殖期は群れやカラ類の混群に入る。

食性は動物食。昆虫類、その幼虫、クモなどを捕食する。

ホバリングが出来る。

小枝の間にハンモック状の巣を作り営巣。

鳴き声は細かく複雑な金属的な声。

「ツピチピツチツピチ・・・チリリリー」

地鳴きは「チチチチ」「ツツー」など

【サイズ・形態】
全長10㎝ 翼開長15㎝。

日本国内においての最小の鳥の1種。

頭頂部の中心に黄色、その両脇に黒の帯、オスには黄色の中心に赤の斑がある。

上面は全体的にオリーブ色。目の周囲は白っぽい。

クチバシと脚は黒褐色。クチバシの基部からひげ状の細い黒いラインが入る。

クチバシは小さく細い。

雨覆に白と黒の模様が入る。次列風切と三列風切の先端は白。

虹彩は黒。

【その他】


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<ここから鳥の写真>
『キクイタダキ(Goldcrest)』

とにかく忙しい子。

それでいて小さい。

撮影に難儀な子です。

 

目の周りの白と、黒目がかわいく

クチバシからの黒い細いひげ状の線がへの字口に見えてちょても可愛らしく感じる鳥です。

 

標高2000m近くの山でネマガリダケを採っていると

コマドリ、コルリ、ルリビタキ、クロジ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、ヒガラなどに混じってこの子の声が耳に届きますが、なかなか撮影出来るところには出てきてくれません(^^;)

 

正直、あまりじっくり撮影した機会が多くない鳥ですが、

一度、舳倉島で、島のあちこちにキクイタダキが落ちている?(生きていますよw)という状況に出くわしたことがありますが、その時にもっと撮影しておけばよかった・・・日帰りでほかの鳥も撮りたくて結局あまり撮影しないで終わったという記憶・・・( ̄▽ ̄;)
 


 

 



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