【日本の野鳥#24-08-01】カケス(Eurasian Jay) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目カラス科カケス属
学名 Garrulus glandarius
和名 カケス
英名 Eurasian Jay

【分布】
アフリカ北部、イギリス、アイルランド、ユーラシア大陸中部から南部(乾燥地帯を除く)、日本、台湾に分布。
日本では九州以北で留鳥として4亜種が分布。

北部や高緯度の個体は冬季に南下、標高を下げる移動を行う。

 

33亜種に分類される。

日本の4亜種と代表的な亜種を記載。

Garrulus glandarius brandtii 亜種ミヤマカケス 北海道に生息。
Garrulus glandarius japonicus 亜種カケス 九州以北に生息。

Garrulus glandarius tokugawae 亜種サドカケス 佐渡島に生息。

Garrulus glandarius orii  亜種ヤクシマカケス 屋久島

Garrulus glandarius glandarius 基亜種 ヨーロッパ北部・中部に生息。

【生態】
全長33㎝ 翼開長_㎝。

日本では平地、山地の森林に生息。

食性は雑食。主に昆虫類を捕食。他にも果実、種子を採食。

冬期は木の実が主食。

貯食を行う。

マツやスギなどの針葉樹に皿状の巣を作り営巣。

「ジェージェー」と鳴く。

英名の由来は声。

他の鳥の声とやチェーンソーや枝打ちの音の物まねが上手い。

【サイズ・形態】
全長30㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

◆亜種カケス。

額から頭頂部は白と黒のまだら模様。

目の周囲は黒。

虹彩は白。

後頭部~背面・胸部は灰褐色。

翼の色は基部は黒、白、青がだんだら模様の構成。青は金属光沢を帯びる。

喉、上尾筒、下尾筒、腹部は白。

クチバシは鉛色で先端部は黒。

脚は肉色。
尾は黒。

 

◆亜種ミヤマカケス

亜種カケスとの違いは

頭部のほとんど、目の周辺が黄褐色(部分的に黒い線が残る)。

顎ひげ状の黒い線が入る。

クチバシは黒。

虹彩は薄茶色。


【その他】

1998年~2014年まで販売された160円切手の意匠に採用された。


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<ここから鳥の写真>
『カケス(Eurasian Jay)』

亜種カケスと亜種ミヤマカケスを撮影出来ています。

 

両種ともに鳴きまねがうまいのでよく騙されます。

林内を歩いていると「ピックイ~~」

お、サシバだな?と眼を向けると、しばらくしたら「ジェー」と鳴きながら登場

 

北海道でも「キョ―‼キョ―‼」

お、クマゲラか?と眼を向けると、しばらくしたら「ジェー」と鳴きながら登場

 

なんだお前かよ~

 

そんな悪戯な性格・・・が特徴

ま、本人にしてみれば相手が騙されているなんて知ったことではないんでしょうがね。

 

鳥見や山菜採り、キノコ採りで山に入ると

こちらに興味があるのか?寄ってきて、こちらの様子をうかがう行動も行います。

きっと、いろいろなものに興味があるんでしょうね。

カラス科の鳥らしく、そういった賢さや頭の良さを感じます。

 

翼の色彩が、特に青い色の金属光沢が非常に美しいので映える鳥でもあります。

 

亜種カケスと亜種ミヤマカケスをご覧ください。

◆亜種カケス

◆亜種ミヤマカケス