スズメ目モズ科モズ属
学名 Lanius isabellinus
和名 モウコアカモズ
英名 Isabelline Shrike
【分布】
カスピ海沿岸から中国中央部のツァイダム盆地、モンゴルで繁殖。
インド北西部~アラビア半島南部やアフリカ中部で越冬。
日本では極稀な迷鳥で記録がある。
【生態】
平地から山地の明るい林、林縁、などに生息。
食性は動物食。昆虫類、クモ、両生類、小型爬虫類、小型鳥類などを捕食。
はやにえを行う。
樹内や茂みに皿巣を作り営巣。
【サイズ・形態】
全長17.5㎝ 翼開長_㎝。
オスは、体上面は淡い砂色がかった茶。
目の後方に黒いライン(過眼線が目先に届かない)。
尾は明るいシナモン色。
体下面は上面よりもさらに薄い。
メスは体上面がややオスよりも薄く、顔の黒いラインが淡い。
さえずりは様々な鳥のさえずりの真似をする。
【その他】
********************************************************
<ここから鳥の写真>
『モウコアカモズ(Isabelline Shrike)』
前は「オリイモズ」と呼ばれていました。
まだ日本では見たことがありません・・・
モズの仲間は種間雑種の例がたくさん報告されています。
チゴモズ×アカモズ
アカモズ×本種
など。。。
そのアカモズなのかモズなのか?と本種の雑種と言われている個体を
熊本まで見に行ったこともあります。
その時は、まだ雑種説が流れ始めたころ。
さらに、本種をリアルに見たこともなかったので
勉強不足のまま撮影していた思い出があります。
その雑種と思われる個体の写真も後半に載せておきます。
本種を見たのはUAEでした。
フラミンゴを撮影できる場所の灌木にとまっていたのを見つけたときは
やっと撮影出来た~と旅の最終日のご褒美になったのを思い出します。
熊本県玉名市で「モウコアカモズ」と言われていた個体ですが、これはあやしい個体でした。
今改めて見てみると、全く異なるイメージですね。
********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。