【日本の野鳥#24-07-04】セアカモズ(Red-backed Shrike) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目モズ科モズ属
学名 Lanius collurio
和名 セアカモズ
英名 Red-backed Srike

【分布】
アジア中央部~東部、ロシア、トルコ、ヨーロッパで繁殖。

アフリカ南部で越冬。

日本では、迷鳥として与那国島や舳倉島、香川県などで記録がある。

 

2亜種に分類

L. c. pallidifrons
アジアからロシアなどで繁殖。

日本に迷行してきたのは本亜種とされる。

◆L. c. collurio
ヨーロッパで繁殖。

体上面は上記亜種より赤褐色が明瞭。

【生態】
平地から山地の明るい林、林縁、果樹園や公園などに生息。

食性は動物食。昆虫類、クモ、両生類、小型爬虫類、小型鳥類などを捕食。

樹内や茂みに皿巣を作り営巣。



【サイズ・形態】

全長17㎝ 翼開長_㎝。

オスは頭上から後頸にかけて青灰色

過眼線は太く、黒。

背中や肩羽は赤褐色。

体下面は胸以下が白基調の淡いピンク。

尾羽は短く暗褐色、外側基部が白。黒褐色のターミナルバンドがあるのが特徴。

メスは体上面が褐色味を帯びる。

【その他】


********************************************************
<ここから鳥の写真>
『セアカモズ(Red-backed Shrike)』

まだ日本国内では見たことがありません。

神奈川県平塚市で本種とされていた「疑似セアカモズ」はこんな個体でした。

尾は短めだし、尾羽上面が黒っぽいし、何より実物を見たことがないので、信じてブログにもセアカモズで上げました。

 

ですが、今よく見ると、なんか違和感の方が強く感じます。


現地ではセアカモズということになって皆さんが撮影していましたが

尾羽上面は黒いようだが、外側の基部に白い斑がない。

初列風切羽の基部に小さいながらも白い斑が見える。
過眼線の目の後ろ側の下がり具合が水平でドロップしていない。

など。。。疑問符付き。。。

おそらく、セアカモズ×亜種シマアカモズかな?の交雑なのかもしれません。

クチバシの色も黒くなりきっていないので、第1回オス冬羽かな?


ということで、越冬地のアフリカ南部Zambiaのサバンナで撮影した

2個体の写真を貼っておきます。

どちらも尾羽が短めですよね。

幼鳥のようです。メスかな?


********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。