スズメ目カササギヒタキ科クロエリヒタキ属
学名 Hypothymis azurea
和名 クロエリヒタキ
英名 Black-naped Monarch
【分布】
南アジア~東南アジア(ウォーレスラインより東域)および中国南部~台湾に分布。
日本では稀な迷鳥として2008年4月に与那国島で記録がある。
20亜種に分類。
◆H. a. styani - インド、ネパール、中国南東部、ベトナムに分布。
◆H. a. oberholseri - 台湾に分布。
◆H. a. ceylonensis - スリランカ分布。
◆H. a. tytleri - アンダマン諸島に分布。
◆H. a. idiochroa - 北ニコバル諸島に分布。
◆H. a. nicobarica - ニコバル諸島南部に分布。
◆H. a. montana - タイ中部から北部に分布。
◆H. a. galerita - タイ南西部、南東部に分布。
◆H. a. forrestia - Mergui島(ミャンマー西沖に分布)。
◆H. a. prophata - マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島に分布。
◆H. a. javana - ジャワ島、バリ島に分布。
◆H. a. penidae - ベニダ島(バリ島とロンボク島の間)に分布。
◆H. a. karimatensis - カリマタ諸島(ボルネオ島西沖)に分布。
◆H. a. opisthocyanea - アナンバス諸島(ボルネオ島とマレー半島の間)に分布。
◆H. a. gigantoptera - リアウ諸島(ボルネオ島とマレー半島の間)に分布。
◆H. a. consobrina シムル島(スマトラ島北西沖)に分布。
◆H. a. leucophila - シベルト島(スマトラ西沖)に分布。
◆H. a. richmondi - エンガノ島(スマトラ島南西沖)に分布。
◆H. a. abbotti - バビ島(スマトラ島北西沖)
◆H. a. symmixta - 小スンダ諸島西部~中央部に分布。
◆H. a. azurea ₋ 基亜種:フィリピン諸島(カミギン島を除く)に分布。
◆H. a. aeria - マラトゥア島(ボルネオ島東沖)に分布。
◆H. a. catarmanensis - カミギン島(フィリピン・ルソン島北)に分布。
【生態】
森林に生息。
食性は動物食。主に昆虫類をフライキャッチして捕食。
「フェ~フェ~フェ~フェ~」という4音節ずつ鳴く。
サンコウチョウの仲間なので巣はY字の枝の分岐部分などに草や枝やコケで編みこんでクモの糸で補強した壺状の巣を作り営巣。雌雄で育雛を行う。
【サイズ・形態】
全長15㎝ 翼開長_㎝。
オスは全身が藍青色。背面と翼上面は灰色みを帯びる。
後頭部に黒斑。くちなしの基部は黒く、黒い硬い毛が生える。
喉から襟状に黒い線状の斑が入る。
下面、下尾筒、尾の下面は白。
メスは全身が灰色がかった藍色。
背面と翼上面は灰褐色。
オスにある頭部の黒い斑はない。
尾はサンコウチョウ類のように長くならない。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『クロエリヒタキ(Black-naped Monarch)』
初めて見たのがタイのKaeng Krachan Natiopnal Parkでした。
その時は、なんて美しい鳥という印象。
ガイド付きの初の海外探鳥でした。
乾季の水場で待っていると、水浴びをするシーンを何度か見ることが出来ました。
暗い林床の水場でその当時の私の撮影技術では、めちゃくちゃ悪い歩留まりで、飛びものなどは全部ゴミ箱行きの出来でした。
初めての出会いはそんな思い出です。
その後、東南アジア各国や台湾で出会うことが叶いました。
それらの思い出を場所ごとに写真でご紹介します。
クチバシの基部の黒い斑が、髭のようで、しかも頭頂部の斑もベレー帽みたいで
英名や和名の「黒い襟」よりも、そっちの方が特徴的に見てきちゃうんですよね。
タイにて
メス
求愛
営巣2


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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。





