【日本の野鳥#24-05-03】カンムリオウチュウ(Hair-crested Drongo) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

鳥好きFPのつれづれ日記2

自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目オウチュウ科オウチュウ属
学名 Dicrurus hottentottus
和名 カンムリオウチュウ
英名 Hair-crested Drongo

【分布】

インド~中国南部~インドシナ半島、スマトラ島、ジャワ島、バリ島、スラウェシ島、ボルネオ島、フィリピン諸島南西部に分布。

日本では稀な迷鳥で南西諸島および舳倉島などで記録がある。

北方のものは冬季に南に渡る。


12亜種に分類
D. h. hottentottus – 基亜種:インド、ミャンマー中部、インドシナ半島南部にかけて分布。
D. h. brevirostris – 中国中部から南部、ミャンマー北部、インドシナ半島北部に分布。
D. h. borneensis  (Bornean spangled drongo) –ボルネオ島、 マラツア島(ボルネオ東沖)に分布。
D. h. guillemardi (Obi spangled drongo) –オビ島、マルク諸島北部に分布。
D. h. pectoralis (Sula spangled drongo) – スラ諸島に分布(フィリピン)。
D. h. suluensis  (Sulu spangled drongo) – スル諸島およびフィリピン南西部に分布。
D. h. viridinitens (Mentawai Spangled Drongo) –マンタワイ島およびスマトラ島西部に分布。
D. h. banggaiensis – バンガイ島(スラウェシ島東沖)に分布。
D. h. leucops – スラウェシ島およびインリンの島々に分布。
D. h. faberi  – パナイタン島(ジャワ島西部沖)に分布。 
D. h. jentincki  – バリ島、ジャワ島東部、ジャワ海の島々に分布。
D. h. termeuleni – ジャカルタ湾沖サウザンド諸島およびジャワ島北部に分布。

 

【生態】
開けた環境や大木の樹冠下など空間のある森、林縁や森の空間的なところを好み生息。

食性は動物食傾向の雑食。おもに昆虫類をフライキャッチして捕食。小型の鳥類トカゲなどの爬虫類なども捕食。花の蜜なども採食する。

脚で獲物を掴むことが出来る。大型の昆虫や小型鳥類などは脚でつかんで採食する。

【サイズ・形態】
全長32㎝ 翼開長_㎝。

雌雄同色。

頭部から背面、上尾筒は金属光沢のある黒。

全島から後頭部にかけて細い毛状の冠羽がわずかに生える。

翼上面、尾は金属光沢のある灰青色。

後頚部は光沢のある青、胸に青い光沢の斑が入る。

虹彩は淡い赤褐色。

クチバシはやや青みがかった灰色~黒灰色。

尾は先端部がカールして逆Y字になる。



【その他】


********************************************************
<ここから鳥の写真>
『カンムリオウチュウ(Hair-crested Drongo)』

本種は上の亜種にも()内に英名で別名が付いているように、最近の分類では細分化された亜種が種の扱いになっている傾向になっています。

 

実際、私が見たことがあるパラワン島の亜種は

Palawan Drongo(Dicrurus palawanensisパラワンオウチュウ?)と記載されている図鑑が既にあります。

 

そんな本種ですが、分類のモノサシが複雑になっていますので

撮影地を添えて、上の亜種分類の伴って記載しておきます。

 

タイにて

Kaeng Krachan Natiopnal Parkにて

 

パラワン島にて



********************************************************
本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。