【日本の野鳥#24-01-01】ズグロヤイロチョウ(Hooded Pitta) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメ目ヤイロチョウ科ヤイロチョウ属
学名 Pitta sordida
和名 ズグロヤイロチョウ
英名 Hooded Pitta

【分布】
インド、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア、ニューギニア、フィリピン等の南アジア~東南アジアに生息。

日本では1984年に石垣島で記録がある。他にも落鳥記録もある。

亜種は12以上に分類。

P. s. cucullata  –インド北部~中国南部・インドシナ半島に生息。日本での記録は本亜種。
P. s. abbotti – ニコバル諸島に生息。
P. s. mulleri  – マレー半島、スマトラ島、ジャワ島、ボルネオ島、フィリピンのスールー諸島に生息。
P. s. bangkana  – バンカ島、ブリトゥン島(スマトラ島とボルネオ島の間の島)
P. s. sordida – フィリピン諸島(パラワン島を除く)に生息。基亜種。
P. s. palawanensis  – フィリピン(西部)のパラワン島に生息。
P. s. sanghirana  – サンギル島に生息。(スラウェシ島の北東部沖)
P. s. forsteni – スラウェシ島北部に生息。
P. s. goodfellowi – アルー諸島に生息。(ニューギニア島の南の沖)
P. s. mefoorana  – ヌムフォア島に生息。(ニューギニア北西部の沖)island of Numfor (off northwest New Guinea)
P. s. rosenbergii  – ビアク島に生息。(ニューギニア北西部の沖)
P. s. novaeguineae  – 西パプア諸島、ニューギニア島、カルカル島(ニューギニア北部沖)に生息。

 

本種の最新の分類はさらに細分化され、亜種が種として分類されています。

【生態】
平地から山地の森林に生息。

主に地上性で林床で採餌を行う。

食性は動物食。地中のミミズ、ヤマビル、幼虫類、昆虫、多足類、クモなどを捕食。

木の実も食べることもある。

主に地上に枯草を編んで営巣。雌雄で抱卵育雛を行う。

繁殖期はなわばりを持ち、「フェー、フェー」と鳴く。

【サイズ・形態】
全長18㎝ 翼開長_㎝。

体形は尾が短い。ずんぐりと丸みを帯びる。

体色は亜種によって特に頭部の色や模様に差がある。

ここでは、日本で記録のある亜種の体色を記載。

頭部は黒、頭頂に褐色の縞が入る。

体上面は金属光沢のある青緑色、肩羽と上尾筒は金属光沢のある青色。

下腹部から下尾筒は赤。

クチバシはく、脚は体長に比べて長く、淡褐色。



【その他】


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<ここから鳥の写真>
『ズグロヤイロチョウ(Hooded Pitta)』
今までで、3亜種撮影しました。

出会った順番は↓の通り

P. s. palawanensis  – フィリピンのパラワン島で撮影。

P. s. sordida – フィリピンのルソン島で撮影。

P. s. mulleri  – マレーシアで撮影

本種を初めて見たのが、パラワン島。

ヤイロチョウの大御所のfeathercollectorさんと一緒に行った旅でした。

 

実は「人生初のヤイロチョウ」


ちょっと遠かったのですが、ちょっと距離がありましたが、低い枝に止まった瞬間

ファインダーに入った瞬間、シャッター押している時の感動

それはそれは今でも、その時のことを思い出すと興奮が甦ります。

その瞬間↓

 

次は同じフィリピンのルソン島。

マニラ郊外の公園で。

幼鳥にも出会えました。

 

3回目の出会いはクアラルンプール郊外の公園で。

ここでは、2種類のヤイロチョウを撮影出来ました。




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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。