スズメ目ヤイロチョウ科ヤイロチョウ属
学名 Pitta sordida
和名 ズグロヤイロチョウ
英名 Hooded Pitta
【分布】
インド、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア、ニューギニア、フィリピン等の南アジア~東南アジアに生息。
日本では1984年に石垣島で記録がある。他にも落鳥記録もある。
亜種は12以上に分類。
◆P. s. cucullata –インド北部~中国南部・インドシナ半島に生息。日本での記録は本亜種。
◆P. s. abbotti – ニコバル諸島に生息。
◆P. s. mulleri – マレー半島、スマトラ島、ジャワ島、ボルネオ島、フィリピンのスールー諸島に生息。
◆P. s. bangkana – バンカ島、ブリトゥン島(スマトラ島とボルネオ島の間の島)
◆P. s. sordida – フィリピン諸島(パラワン島を除く)に生息。基亜種。
◆P. s. palawanensis – フィリピン(西部)のパラワン島に生息。
◆P. s. sanghirana – サンギル島に生息。(スラウェシ島の北東部沖)
◆P. s. forsteni – スラウェシ島北部に生息。
◆P. s. goodfellowi – アルー諸島に生息。(ニューギニア島の南の沖)
◆P. s. mefoorana – ヌムフォア島に生息。(ニューギニア北西部の沖)island of Numfor (off northwest New Guinea)
◆P. s. rosenbergii – ビアク島に生息。(ニューギニア北西部の沖)
◆P. s. novaeguineae – 西パプア諸島、ニューギニア島、カルカル島(ニューギニア北部沖)に生息。
本種の最新の分類はさらに細分化され、亜種が種として分類されています。
【生態】
平地から山地の森林に生息。
主に地上性で林床で採餌を行う。
食性は動物食。地中のミミズ、ヤマビル、幼虫類、昆虫、多足類、クモなどを捕食。
木の実も食べることもある。
主に地上に枯草を編んで営巣。雌雄で抱卵育雛を行う。
繁殖期はなわばりを持ち、「フェー、フェー」と鳴く。
【サイズ・形態】
全長18㎝ 翼開長_㎝。
体形は尾が短い。ずんぐりと丸みを帯びる。
体色は亜種によって特に頭部の色や模様に差がある。
ここでは、日本で記録のある亜種の体色を記載。
頭部は黒、頭頂に褐色の縞が入る。
体上面は金属光沢のある青緑色、肩羽と上尾筒は金属光沢のある青色。
下腹部から下尾筒は赤。
クチバシはく、脚は体長に比べて長く、淡褐色。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ズグロヤイロチョウ(Hooded Pitta)』
今までで、3亜種撮影しました。
出会った順番は↓の通り
◆P. s. palawanensis – フィリピンのパラワン島で撮影。
◆P. s. sordida – フィリピンのルソン島で撮影。
◆P. s. mulleri – マレーシアで撮影
本種を初めて見たのが、パラワン島。
ヤイロチョウの大御所のfeathercollectorさんと一緒に行った旅でした。
実は「人生初のヤイロチョウ」
ちょっと遠かったのですが、ちょっと距離がありましたが、低い枝に止まった瞬間
ファインダーに入った瞬間、シャッター押している時の感動
それはそれは今でも、その時のことを思い出すと興奮が甦ります。
その瞬間↓
次は同じフィリピンのルソン島。
マニラ郊外の公園で。
幼鳥にも出会えました。
3回目の出会いはクアラルンプール郊外の公園で。
ここでは、2種類のヤイロチョウを撮影出来ました。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。