【日本の野鳥#23-04】コチョウゲンボウ(Merlin) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属
学名 Falco columbarius
和名 コチョウゲンボウ
英名 Merlin

【分布】
北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部で繁殖。

ヨーロッパ、アフリカ北部、インド、中国南東部、北アメリカ中部以南、中米、南アメリカ北部、西インド諸島で越冬。

日本では、冬鳥として飛来。数は多くはない。
9亜種に分類。


Falco columbarius columbarius – 基亜種。

カナダ、アメリカ北部で繁殖。

北アメリカ中部以南~南アメリカのガイアナにかけて越冬。


Falco columbarius richardsonii 

アルバータからワイオミングの大平原に留鳥として生息。


Falco columbarius suckleyi 

北アメリカ太平洋側、アラスカ南部からワシントン州に留鳥として生息。


Falco columbarius aesalon 

イギリス・スカンジナビア半島、シベリア中央部にかけて繁殖。

ヨーロッパ~イランにかけての地中海地方で越冬


Falco columbarius subaesalon

フェロー諸島とアイスランドに生息。


Falco columbarius pallidus

アラル海・アルタイ山脈にかけて生息。中央アジア、南アジア北部で越冬。


Falco columbarius insignis– 

ロシア(エニセイ川~コリマ川)に生息。東アジアで越冬。


Falco columbarius lymani 

東部カザフスタンと周辺の山に生息。越冬移動はごくわずか。


Falco columbarius pacificus 

サハリンに生息。日本、韓国、その周辺で越冬。


【生態】
海岸や草原、農耕地、丘陵地など様々な環境に生息。

岩場や地上に木の枝を組み合わせた巣を作り営巣。カラスなどの古巣を使用することもある。

食性は動物食。小型の鳥類が主食。他にも小型の哺乳類、昆虫類も捕食。

越冬地では数羽から十数羽の群れでねぐらをとる。

【サイズ・形態】
全長27⁻33㎝ 翼開長67⁻74㎝。

オスよりメスが大きい。

雌雄別色。

眉斑が白で細い。

ハヤブサ髭はないか不明瞭。

オスは頭頂部と背面、翼上面が青灰色。

頚部と腹面は橙褐色で褐色の縦斑が入る。

尾の先端に黒い斑がある。

メスは上面が灰褐色で黄褐色の斑がある。

頚部、腹面は黄白色で黒色の太い縦斑が入る。

尾に数本の帯が入る。

虹彩は黒。

クチバシは基部から先端部が灰色や黄灰色、先端が黒く、小さい。

脚は黄色。


【その他】


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<ここから鳥の写真>
『コチョウゲンボウ(Merlin)』
小型の冬の猛禽。

直線的に速く飛ぶので、飛んでいるところを見つけてもあっという間に飛び去ります。

圧をかけずに見ていれば餌を捕食している際は比較的落ち着いて観察させてくれます。

本種とはあまり縁がなくて

信州のMFでも飛び去る姿を毎年見るのですが、どうも。。。縁がない

 

ですが、思わぬ場所で突然出会ったりと・・・

 

特に押すといい出会いがないのが、今後の宿題と言えます。

 

ハヤブサ髭が目立たないので、比較的可愛い顔つきに感じる猛禽です。

 

オス

メス


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今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。